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「グローバル化と国際化は違うの?」

  • 浅川 夏樹

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2008年1月24日(木)

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 現在、世界の株式市場では、同時に株価が大きく下落する「世界同時株安」が年中行事のように繰り返して起きています。

 ヘルプのシホ「どうして、最近は世界各地の株式市場が同時に上がったり、下がったりするのでしょう?」

 お客様   「資本の移動は、ベルリンの壁そしてソ連が崩壊して冷戦が終結した直後の1990年代の初頭まではほとんどのケースは国内にとどまっていたけれど、90年代の中頃から、米国の投資銀行の台頭やIT(情報技術)革命などによって、資本は国境を越えて大きな利潤を得られるところに、瞬時に動くようになったのが大きな原因だと思う」

 夏樹    「95年に米国の当時のルービン財務長官が中心になって取り組んだ『強いドル』戦略によって、世界中の投資資金がニューヨークに集まり、そこから世界中に再投資されるようになり、米国自体が『世界の投資銀行』になったのですね」

 シホ    「でも、今の米国の投資銀行はガタガタなので、日本の金融機関が国際化を強めて活躍するチャンスなのではないでしょうか!」

 夏樹    「日本はグローバル化というと『国際化』というイメージを持つ方が多いような気がするけど、『国際化』と『グローバリゼーション』は違うと思うのよね」

 お客様   「その違いがよく分からないと、投資先を選ぶ時に難しいよね」

 シホ    「えっ? 何が違うのですか?」

 お客様   「国際化は国単位で考えるけれど、グローバル化あるいはグローバリゼーションというのは地球を単位として考えることだよ。グローバリゼーションの語源は、英語で『地球』を意味する『グローブ』だから、国というものは相対化されてしまう」

 シホ    「国が相対化される? それって国際化と違うのですか」

 お客様   「似ているけれど、国際化は『インターナショナリゼーション』だから、ちょっと違うよね」

 夏樹    「シホちゃんはサッカーファンだから、サッカーを例にするとね。ワールドカップは監督やコーチには国籍の制限がないけれど、選手は全員がその国の国籍を持っていなければならないから、国が単位の国際的な大会よね。でも、欧州のチャンピオンズリーグは、出場するような欧州の強豪クラブは普通、南米やアフリカ、そして時にはアジアと世界中から優れた選手を集めていて、チームそのものがグローバル化しているから、欧州チャンピオンズリーグという名称だけど、実態は世界の一流サッカー選手が参加するハイレベルな試合が展開されているわよね」

 お客様  「同じ国籍の選手で構成するチームで戦うワールドカップと、様々な国籍の選手で構成するチーム同士の戦いは、選手のモチベーションや観客の楽しみ方が違うのは確かだけど、国籍が単一なのか複数なのかに着目して、国際化とグローバル化を見るのは確かに分かりやすい」

 シホ   「そうすると『オリンピック』は国単位で競うスポーツ大会だから国際的なイベントですよね」

 お客様  「オリンピックは各国を代表する選手や団体が競技し、表彰式では国歌が吹奏され国旗が掲揚されるから、国際的なスポーツ大会だね」

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