• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

タクシー料金が約20%値上げも

アジア各国で高まるインフレリスク

  • 竹島 慎吾

バックナンバー

2008年1月28日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 2008年の干支は「戊子」(つちのえ・ね)である。「戊」は「草木が繁栄して盛大になった姿」を表す一方、「葉が茂って風通しや日当たりが悪くなる」という意味も含んでいる。他方、「子」(ねずみ)は、「新しい生命が種子内部から芽生える状態」を表す。従って、「戊子」の字義に照らすと、2008年は「新しいタネの芽生えを享受しつつ、生い茂った葉を剪定すべき」年と捉えることができる。

 今年の干支を経済の観点から見ると、どのような年を示唆しているのだろうか。筆者の解釈では、2008年は新興国の繁栄が引き続き期待される中、原油や穀物などの商品価格が「日当たりが悪くなる」水準まで上昇、経済の「風通しが悪くなる」リスクがある年と考える。換言すれば、今年はインフレに留意すべき年と言える。

■中国・シンガポール・マレーシアの消費者物価上昇率

家計に大きな影響をもたらす食品価格の高騰

 アジアではインフレに対する警戒感が高まっているが、物価全体が大幅に上昇しているわけではない。上昇が際立っているのは食品と燃料価格である。にもかかわらず各国がインフレへの警戒感を高める背景には、食品価格の高騰が国民の暮らしに大きな影響を与え始めていることがある。食品は家計支出に占めるウエートが最も大きく、庶民の不満の矛先は政府に向きやすい。

 1月初旬、マレーシアの一部地域でスーパーの棚から食用油が消える事件が起こった。政府が年初に食用油の購入を1人当たり5キログラムに制限したことから、供給不安を感じた消費者が店に殺到した。政府が購入制限を発表したのは、周辺国への転売を目的とした大量購入による品不足を防止することが狙いであった。

 しかし、この施策がかえって国民の不安を煽る結果となった。政府は直ちに供給量を増加させることを発表、事態の沈静化に努めたが、食用油の次は小麦粉が不足するとの噂が流れるなど国民は食品を巡る動向に神経質になっている。

コメント0

「Money Globe ― from Asia(竹島慎吾)」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

社長に就任してずっと言っているのが ファンダメンタルズの強化。

安形 哲夫 ジェイテクト社長