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飢えと無縁の国で飛躍する食品メーカー

  • 此下竜矢

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2008年2月13日(水)

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 あるシンガポール出身のインベストメントバンカーと話していて、とても印象に残った一言がある。

 “THAILAND NEVER STARVE”――タイは飢えることがない国

 彼が見てきたインド、中国、インドネシア、カンボジアは、急速に経済発展もしくは経済復興を遂げている。しかし、そうした国々にも、飢えの問題は、依然として残っている。というより世界中で人類は、飢餓に苦しめられている。

 世界保健機関(WHO)によれば、飢えと栄養不足は、世界第1位の死亡原因で、国連食糧農業機関 (FAO)によれば、世界で毎日、2万5000人が飢えと貧困で死亡しているという。

 NPO法人(特定非営利活動法人)の国連WFP協会は、世界の飢餓状況を表したハンガーマップを作成している。日本や米国そして西欧諸国などは栄養不足人口が2.5%未満の地域に色分けされている。残念ながらタイはデータなしと表示されている。

世界の食料生産基地

 では、実際どうなのか。10年近くタイに済んでいる筆者が見る限りでも、田舎、都会どこに行っても、そして路上生活者でも、食べるのに困っている様子が見られない。食糧自給率がそれを表している

 日本の農林水産省の統計によれば、2003年のタイの穀物自給率は162%と、175カ国地域中で第6位に位置する。こうした統計や、私の実感から言っても、タイほど食料の豊かな国は珍しい。豊穣の国、タイで根付いたの食糧ビジネスについて、今回は書いてみた。

 先の農林省統計によれば、世界で食糧を輸出できる国は、15パーセントの限られた国だ。タイはその限られた国の1つで、農産物輸出では米、パイナップルが世界一であり、砂糖は世界第5位、水産物輸出ではツナ、エビの輸出が世界一だ。このようにタイは様々な農産品で、世界の生産基地となっている。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)によれば、日本にとってタイは食料輸入の5パーセントを占め、第5位の輸入相手である。タイから見ても日本は米国についで第2位の重要な輸出先だ。昨年の日タイ経済連携協定の発効で最もタイ側に期待が高かった分野の1つが、この食料だった。

セブン-イレブン・ジャパンなど日本企業にもCPF製品が

 タイのフードビジネスの最大手がCPF(チャルーンポーカパンフーズ)だ。タイの有力財閥CPグループの1つで、1978年、鶏や豚など陸生の家畜用飼料の製造を主たる事業として創業された。87年に家畜の飼育に事業を拡大するとともに、SET(タイ証券取引所)に上場を果たした。

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