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インドを凌ぐ成長率、ベトナムの課題

  • 豊島 信彦

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2008年3月18日(火)

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 タイという国は近接するベトナムが気になって仕方がないようだ。タイの英字紙「ザ・ネーション」は、毎年1度は「ベトナムは第2の中国になれるか?」というタイトルでベトナムの経済動向を特集している。今年は3月12日に掲載された。

 どこの地域でも近くの国は気になるが、タイとベトナムは同じ東南アジアのハブ(中心)的な位置にあり、人口も土地面積も似通った規模で、働き者の多い国ということも共通している。このため両国民はお互いを意識しており、いわばライバルのような関係にある。

 かつては経済の規模も同程度の時期があった。2006年のGDP(国内総生産)ではタイがベトナムの2.7倍の規模にある。ただし、ベトナム戦争(1959~1975年)がなければ、こんなに差がつくことはなかったとの見方が多い。

 ベトナム経済は昨年、8.5%のGDP成長を遂げた。近隣ではタイの4.8%成長はもちろんのこと、マレーシアの7.3%、インドネシアの6.3%、シンガポールの5.4%、そしてインドの8.4%でさえベトナムに及ばなかった。

 この分でいくと、いずれ中国を、ということにはならない。どうあがいてもベトナムの経済規模はその40倍の規模を誇る中国に追いつくわけはないのだが、中国の今の繁栄ぶりがベトナムでも再現されるのではという、いわばやっかみのような思いがザ・ネーション紙の記事につながっているのだろう。

ベトナムVSタイ

 ネーション紙は、ベトナム国有エネルギー会社であるペトロベトナムのフン・タック副社長がバンコクで開催された天然ガスの国際フォーラム「ガステック2008」で語ったことを記事にした。この大会は今年11月にベトナムで開催される、という因縁があり、どうもこの副社長、タイ国民に向かって話したような形跡がある。

 それはともかく、フン氏は「ベトナム経済は、その規模では中国にはるかに及ばない。しかし、アジアで経済、工業、金融の各分野で重要な役割を占めるようになるだろう」とした。さらに、具体例として

 ・ ベトナムのセメント消費はかつての宗主国であるフランスを超えた
 ・ 多くの海外企業がベトナムに進出しようとしており、設備投資や人の流入が活発でエネルギー需要が急増している
 ・ GDP成長率は2009~2011年に8.7%程度に加速する見通しである
 ・ ベトナムの証券市場がこの1年で株価が倍になり、国際的な投資家や投資銀行が注目している
 ・ これを可能にしているのが政府の近代化政策であり、証券市場も規制が緩和され、不祥事も少なくなった―― ことを挙げた。

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