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既に小型車では、世界3位の未来

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2008年4月8日(火)

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 インドでは最近、日本企業が自動車分野に積極的に投資しようとしているのが目立つようになってきた。実はインドは小型車での生産台数では日本、ブラジルに次いで世界3位なのだ。

 先進国では大型車やRV(多目的レジャー)など依然として燃料消費が気になる車種が幅を利かせているようだが、世界的に見ると、小型車が車種別で最も高い伸びが見込まれる。2015年には世界全体では2000万台市場が予想されている(インド自動車工業会)。

2010年には100万台の輸出も

 そのうち、80%はBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)などRDE(rapidly developing economies 急成長国)と呼ばれる高成長国で需要があると見られる。中でもインドの果たす役割は大きい。2007年3月期はインドから19万2745 台が輸出された。業界では乗用車輸出は2010年までに100万台を超える、と見る向きが多い。

インドの乗用車輸出

 国内市場の拡大も見逃せない。現在、国内販売の63%が小型車で占められる。そのトップメーカーが日本のスズキ(7269)が54%出資する合弁企業マルチ・スズキ・インディアだ。

 同社の国内シェアは50%を超えている。インド自動車工業会(SIAM)では、国内市場は2010年までに220万台に達すると予測する。2007年3月期は108万台なので、3年以内に倍増すると見る。

インドの乗用車販売台数

 自動車に並んで自動車部品もインドの得意とするところで、自動車+自動車部品工業は、昨年340億ドル市場を形成した。その規模は世界的に見ればまだ小さいが、年率17%という高い伸びだ。

政府は3~5年で175億ドルの投資

 インドの自動車に関する産業政策は、2002年に策定された基本政策と、「2006-2016国家戦略プラン」に基づいている。それはインドが世界の自動車製造業のハブになるというもので、とりわけ小型車に力点が置かれている。ここで言う小型車とは全長4メートル未満(日本では軽自動車の定義は3.3メートル未満)、排気量1200cc以下(ディーゼルの場合は1500cc以下)と定義されている。

 政府資料によると、インドの自動車産業への投資規模は、向こう3~5年間に175億ドルが見込まれ、そのうち65%が小型乗用車に向けられる見通し。

世界の製造拠点を目指す4つの条件

 インドが小型車生産のハブと称されるには、4つの必須条件がある。

 まず、インドでの生産量が世界のトップ2の1つとなること。第2に、国内市場で小型車の高いシェアを維持し続けること。 第3に、インドからの小型車輸出が世界のかなりのシェアを占めること。そして最後に、インドが優位性を維持するために独自の開発力、量産技術を持つことである。

 現状から見て、そうした必要条件の大部分を満たす可能性があると見られる。というのもインドは低コストの自動車部品と労働力を供給できる強みがある。

 現在は安い労働力がポイントだが今後、自動化、省力化が進むようになると、メーカーはインドが得意とするソフトウエア工学の門を叩くことになるだろう。

 外国の自動車メーカーはインドで全額出資の子会社を設立できるのもポイントが高い。この点で出資比率の制限があり地元業者をパートナーに選ばなければならない中国と比べて我々ははるかに有利だ。

米車とクレーム数は変わらず

 そして驚くかもしれないが、2006年末の時点で、インド製の自動車と米国車との比較によるユーザー満足度調査(米J.D.パワー調べ)では、クレーム数の差はほとんどない程度だった。低価格を売り物にするインド車は世界的にも優れたコストパフォーマンスを示しているのだ。

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