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2008年株主総会の争点
独占日本興亜株、業務提携先へ売却も

社長再任拒否の米大手ファンドが語る

  • 酒井 耕一

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2008年6月17日(火)

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日本興亜損害保険の筆頭株主で、同社の兵頭誠社長の再任に反対する米大手ファンドが電話インタビューに応じた。
「(同ファンドの別の投資先である)オリンパスはこちらと対話して、企業価値向上への動きが出ている」とし、日本興亜にも改革を迫る。
有力金融機関との提携実現へ、持ち株を売却する可能性も。

 兵頭誠社長の再任に「NO」。

日本興亜損害保険の筆頭株主(保有比率19%)である米投資ファンド、サウスイースタン・アセット・マネジメントは、今月26日の日本興亜の株式総会で、兵頭社長を再任する人事案に反対を表明している。

 サウスイースタンの運用責任者、アンドリュー・マクダーモット氏は、日経ビジネスとの電話インタビューに応じ、兵頭社長の再任を拒否する理由を「就任時から経営を見てきたが、業績が悪化しており、このままでは満足できないため」と語った。

 また「経営向上のために(著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる)米バークシャー・ハザウェイの経営モデルの導入を」と訴えた。

 さらに経営強化のために損害保険や運用会社との提携・合併も提言しており、長期成長を可能にする有効な提携実現のためには保有株を売却することも「検討する」と明らかにした。

 さらにマクダーモット氏は同ファンドの別の投資先であるオリンパスにも言及。「もともとは『純投資』だったが、経営内容を見て投資目的を変更して、オリンパスの経営陣と話し合った。その結果、株主価値向上への改善が見られた」として、日本興亜にも同じように動くように促した。

 サウスイースタンは日本興亜へ10年前から投資して、これまでは良好な関係を築いてきた。

 兵頭氏の前任社長である松沢健氏(現会長)の就任期間中は、積極的に経営について意見交換をしていた。訪米した松沢氏を、サウスイースタンの代表がプライベートジェットで出迎えたりするなど親密さは広く知られていた。

 その関係が一転したのは、2007年に就任した兵頭社長の経営のもとで、業績が悪化したため。自己資本(2008年3月期)は5420億円と、7660億円(2007年3月期)から減少。保険収入も「国内四大損保と比べると落ち込みが激しい」と指摘している。株価も1100円程度と、前年ピークの1400円台から大きく落ち込んでいる。

 サウスイースタンはこれまで兵頭社長を信頼して、経営について議論してきたという。だが不満は「改善提案をしても、実行に移さないこと」。松沢氏は今回の総会を機に引退するだけに、サウスイースタンにとっては行動を起こすいいタイミングとなった。

 サウスイースタンは経営向上へ、運用事業と保険事業を分社して、米バークシャー型の運営を提言する。

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