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持続的成長に読み書きできない3億人の撲滅

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2008年6月24日(火)

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 教育は繁栄の中では飾りに過ぎないが、逆境の中でその力を現す
 ― アリストテレス

 教育は貧困と不平等を減らす最も有効な手段の1つとされる。 したがって、インド経済と社会の発展には、すべての国民、特に貧困を極める農村部の人口のために質の高い教育機会を与えるのが重要だ。しかしながら、その実態はお粗末極まりない。

 インドの人口のうちおよそ5億人は19歳以下だが、550万人の教師を抱える100万の小学校に通うものはおよそ2億200万人に過ぎない。このため3億人(人口の30%以上)は読み書きができないのだ。また、就学の機会すら与えられない6~14歳の児童が4000万人に達する。確かに、インド全体の識字率は過去50年で18%から65%に上昇したが、すべての国民に基礎的教育を提供すべき政府の役割は、まだ相当残っている。

インドの年齢別人口構成

5年生になっても35%の子供が読み書きすらできない

 インドでは国民に無料で教育を与える義務教育制度が2001年に法制化された。2002年末の第86次憲法改正では6~14歳の児童すべてに初等教育を義務化することが基本的権利としてうたわれた。しかし、現実はどうか。

 小学校5年生になっても35%の子供が読み書きすらできない、とインドの教育NPO(非営利組織)団体であるプラサム(Pratham)が発表している。ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は「すべての人に教育を(EFA2008)」プログラムの中でインドの教育レベルを127カ国中、105位であると位置づけている。

 ユネスコの松浦晃一郎事務局長は、「インド、バングラデシュ、パキスタンといった人口密集国では非識字率の高さ、都市部と地方との地域間格差の大きさ、という困難に引き続き立ち向かわねばならず、さもなければ貧困からの脱出は困難だ」と述べている。

2010年までに6~14歳の全児童が8年間就学を目指す

 政府はそうした惨憺たる状況を改善するために、教育支出の拡大に努めている。インド人材開発省では教育の機会を与えるために常時、数千ものプログラムを用意している。

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