• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ラトビア: 国際社会が問題視する"無国籍者"

  • スティーブ・モリヤマ

バックナンバー

2008年6月26日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

ラトビアの国旗

ラトビアの国旗

 バルト3国の真ん中にある国、ラトビア共和国。日本人にはあまり馴染みのないこの国は、エストニア、リトアニア以外に、ロシアとベラルーシとも国境を接し、EU(欧州連合)の最東端に位置する。首都リガは、バルト3国の中で最大の都市であり、旧市街は世界遺産に登録されている。

 ラトビアへの日系投資は限られており、今のところJT インターナショナルとSMC(ニューマティック輸送)の2社のみだという。また、ラトビアから日本に輸出している主要企業としては、バルト3国の中で最大の製薬会社グリンデックスがある。

ラトビアの地図

 この国は、ソ連時代、連邦内でも重要な工業地域の1つに数えられており、列車等の製造では有名だった。本稿でも述べたように、チェコスロバキアにおける製造業の成功は、旧ソ連時代に軍需産業で栄えたチェコスロバキアの伝統を発展させたものと言えそうだが、ラトビアの場合、独立後の民族主義の高まりが強すぎたため、ソ連的なものがほとんど伝承されなかったのである。

強い中小企業の育成が課題

 ラトビア政府は、白樺などの木材加工業や自動車産業向けの金属加工業を主要産業として数えているようだが、本当のところ、この国には中小企業しか存在しない。実際、ラトビアで登記されている約5万社のうち、98%が従業員数250人以下の中小企業だという。

 WTO(世界貿易機関)の経済指標を見ても、2006年度のラトビアの輸出が62億ドルに対し、輸入は115億ドルであり、ラトビアは完全な貿易赤字国でもある。この点について、製造業の育成が将来の輸出増につながることから、現在、ラトビア経済省は、競争力のある中小企業育成を重要課題に挙げている。

 また、政府は投資庁を置き、外資誘致に躍起になっているものの、2004年のEU加盟後、ポーランドなどと同様、大量の若者がこの小さな国から英国やアイルランドに移り住んでいるため、人材の確保が年々難しくなってきている。一説によると、外国企業がラトビアで新規工場を設立する場合、従業員規模としては300人から350人程度がベストだという。おそらく、それ以上採用するのは困難なのだろう。

コメント0

「知られざる欧州の素顔」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

「絶対これしかありません」というプランが出てきたら、通しません。

鈴木 純 帝人社長