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中小型・新興銘柄 秘密の投資法

2008年後半はこれで乗り切る

  • 日経ビジネス 別冊編集

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2008年6月30日(月)

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株価下落が一服したように見える中小型、新興銘柄。ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)面の懸念は多いが、米国景気次第で一気に明るさを増すこともあり得る。どちらもあるとすれば、今考えるべきなのは、景気と市場の動きが良くなる時にいち早く上昇する銘柄や、長期下落からV字回復する可能性のある銘柄を先回りして探すこと。あるいは、景気が悪化する最悪シナリオの場合にも強い新型のディフェンシブ型銘柄を探しておくこと。「備えあれば憂いなし」で臨もう。

(文=堀田 篤郎(株式評論家)

 米サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題に端を発する世界経済の信用収縮に、原油など商品や穀物価格の高騰が加わって下落し続けた株価は、米国の大幅金利引き下げや、米ベアー・スターンズの救済などでいったん落ち着きを取り戻した。しかし、年後半が本格反騰に向かうのか、あるいは再び底を探る動きになるか、なお読みづらいところ。

 この記事では、昨年来の株式市場同様に急落後、反発した2003年の株式市場の動きを再点検し、仮に相場上昇となった際に、どんな中小型銘柄に可能性があり得るのかから考えてみよう。

 IT(情報技術)バブル崩壊後、2002年6月から2003年4月までの大きな下落相場は、日経平均株価で約36%に達したが、サブプライム問題で市場が暴落した昨年7月から今年3月も、ほぼ同じ35%の下落を演じている。

 2003年の場合は、同4月を底に上昇に転じたが、今回は当時と似た面があるのか――。

その頃の経済環境、市場の動きに似た点があれば、前回のような中小型銘柄先導の反転上昇の可能性もあるかもしれない。あるいは、逆に2003年春の頃とは異なる方向に景気や市場が動いていくようなら、当時とは違って再下落も想定し得る。状況に応じた投資法を検討してみよう。

2003年と似る3つの条件

 反騰継続か再度下落か、それを考えるポイントは、次の5つだろう。

(1)個人投資家が相場を主導するかどうか→○

 2002年から2003年当時は、企業同士の株式持ち合い解消や、信託銀行による代行返上の動きで、国内法人の売り越しが目立ち、それに代って個人投資家が買い越し、さらにその後、外国人が大きな買い主体として登場した。

 今はその外国人投資家が、日本株を売り越し傾向だ。そして、それに代わり、個人投資家が買い越しているのは、当時と似た状況と言える。

(2)金融危機→○

 2002~03年の日本は、バブル崩壊後の不良債権処理の最終局面で、金融不安の渦中にあった。この点、現在はサブプライム問題が、国際的な金融危機として市場を不安にさせている。

(3)為替(円高)→○

 当時は、大幅な円高が市場を“襲い”、政府は2003年から円を押さえるために大量の介入をした。今回もまた、為替は円高に振れた後、不安定な動きを見せている。

(4)景気動向→×

 株式市場が反騰を始めた2003年は、景気の再拡大が見えた。しかし今は、トレンドとしては逆。景気は踊り場か後退の可能性が高まっており、海外景気はさらに不安定な要素が大きい。

(5)企業業績→×

 2003年の反騰開始の主因は、2003年3月期の業績V字回復だろう。しかし、今回、2009年3月期業績は、日本経済新聞社のまとめで、5.8%減益見通しになるなど、それまでの6期連続増益から一転厳しい状況となっている。

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