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ロシア(その4):
「理性では理解できない」繁栄の裏

  • スティーブ・モリヤマ

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2008年9月11日(木)

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ロシアの国旗

ロシアの国旗

 当連載もいよいよ終盤戦に入った。次回からあと8回で、最終回(予定)の第52回目を迎える。当初は8~10回程度の予定だったが、読者の皆様のご支援のもと、長く続けることができた。御礼申し上げたい。

 さて、本稿第1回で、ロシアの有名な詩を引いたことを覚えておられる読者もいるだろう。「ロシアは、理性では理解できない」と喝破したのはチュッチェフだが、今回のグルジア戦争におけるロシア政府の対応を見たら、どう感じただろうか。

 ロシア政府なりの綿密な計画と論理に基づくアクションだったとは思うが、日本人をはじめ外国人には、なかなか理解しにくい対応だったのではなかろうか。

ナイーブと反ロシア

ロシアの地図

 グルジアのサアカシビリ大統領は、北京オリンピック開催中なら、ロシアが本格的軍事介入を行うことはないだろうと踏んで、自国内にありながら全く言うことを聞かない南オセチアに突如、侵攻した。

 しかし、準備万端だったロシア軍の反撃をくらい、結局、南オセチアのみならず、グルジア領土内のもう1つのアブハジアまで失う羽目に陥る。一方的にロシアが独立を承認したからだ。

 ロシアにすれば、ロシアが承認していないコソボ独立があるなら、今回の南オセチアとアブハジアの一方的独立もあり、という理屈なのだろう。西側メディアは、サアカシビリ大統領の見通しの甘さを、揃って「ナイーブ」(愚か)とこき下ろしたものの、全体的には、反ロシア調の報道が多かった。

 米国同様、日本のメディアも、ロシアが「悪」、グルジアは「善」という論調が多かったのだが、筆者の立場としては、戦争において、どちらが悪も善もない。両方とも悪いのだ。

事実上の独立

 南オセチア自治州は、グルジア領土内にあるものの、長年にわたって、事実上の独立状態にあった。地方政府は、ロシアからの有形無形の援助に完全に依存し、グルジア政府との関係は希薄だった。しかし、グルジアにすれば、自国の領土であり、ロシアに勝手に振る舞われることは、耐え難き屈辱だったのだろう。

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