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ベラルーシ:
“欧州最後の独裁国家”の選択は

  • スティーブ・モリヤマ

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2008年9月18日(木)

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ベラルーシの国旗

ベラルーシの国旗

 ロシアラトビアリトアニアポーランドウクライナの5カ国と国境を接するベラルーシ。「白ロシア」という名称の方が馴染みのある読者もいるだろう。格闘技好きの人であれば、アレクセイ・イグナショフの出身地といえば、ピンとくるだろうか。

 ソ連が崩壊した1991年に独立し、94年にはルカシェンコ氏が、「ロシア連邦との統合」を提唱し、大統領の座を射止めた。以来、権力拡大と保持のための憲法をはじめとする様々な法改正を実施し、20年以上にわたって、ルカシェンコ体制を存続させている。

ベラルーシの地図

 これまでの大統領選では、「グローバルスタンダードを全く満たしていない」「非民主的」などと国際監視機関から厳しい批判を受けてきた。またEU(欧州連合)と米国は、この国に対し様々な制裁を科してきた。特に、ブッシュ政権との関係は良好にはほど遠く、いわゆる「悪の枢軸国」「圧制の拠点」の1つに数えられている。これに対しベラルーシも、今年春から、外交官を国外追放処分にするなど、米国との事実上の国交断絶に踏み切っている。

社会主義の6つの奇跡

 こうした背景から、欧米国家からは、「欧州最後の独裁国家」などという、ありがたからぬ名称で呼ばれることも少なくない。ルカシェンコ大統領は95年に「社会主義市場経済」政策を導入した。もともと中国が使った手だが、一言で言えば、政治的には社会主義を維持し、経済的には市場経済への移行を目指す、という建前に基づく国家運営を指す。

 ただし、官による民への干渉強化や、統制価格など、我々のイメージする「市場経済」とはかけ離れた概念である。独裁者には都合の良いシステムとも言えるかもしれない。

 貿易面では、ロシアへの依存度が5割を超えている。輸出入とも最大の貿易相手国はロシアである。98年のロシア経済危機で、親亀のロシアがこけると、小亀であるベラルーシ経済も大打撃を受け、デノミなどを実施した。だが、その後のロシアの復調とともに、ベラルーシ経済も順調に成長している。

 また、外国人による土地取得が制限されているため、近隣諸国のような不動産バブルは起きていない。ただ、現地に法人を設立するなど、面倒を厭わない外国人投資家は、何年も前からこの国の不動産を買い漁っているという。

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