• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

1000円の買い物でも“世界規模”の価値に

  • 内藤 眞弓

バックナンバー

2008年10月7日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 市場経済だけではない「もう一つの経済」を模索して、昨年から「連帯経済」について勉強を始めようと、ある講座に通い始めました。

 先日、この講座を通じて知り合った女性が主催する「フェアトレードショップ大集合」と題したシンポジウムに参加しました。コーディネーターは連帯経済の講師の1人でもあった土屋春代さんです。

 土屋さんはネパリ・バザーロというフェアトレード団体の代表で、設立以来16年間、途上国で生産・栽培されている商品を継続的に輸入・販売し、現地の女性たちが自立できるための取り組みを続けています。施しではなく、目の肥えた日本の人たちが喜んで買ってくれるような製品作りのために、現地の人に技術指導し、できた製品を確実にマーケットにつなげています。

途上国の物を適正価格で輸入し、生産者の暮らしを支える

 フェアトレードとは「公正な貿易」を意味する英語です。途上国で生産される農産物や手工芸品などを適正な価格で長期的・継続的に輸入することにより、生産者の暮らしを支える活動のことを指しています。

 パネラーの方たちは、日本各地でフェアトレードショップを運営されている女性たちです。ネパリ・バザーロのようなフェアトレード団体から製品を仕入れ、店頭に訪れる人に「フェアトレードとは何か」や、生産者の声を伝える活動を日々行っています。シンポジウムでは、それぞれのフェアトレードに対する想いを語ってくださいました。以下にその想いを要約してみました。

● たとえ細くても長く続けていくことが「(途上国の)愛すべき子どもたち、愛されるべき子どもたち」と繋がっていけること。

● 「やめない」ことだけを決めて始めた。

●  過酷な環境に置かれているはずの生産者から、反対にエネルギーをもらっている。

● 丁寧な手作業によって作られた製品が大量生産品より価格が高めなのは、決して途上国への援助のためではなく、それがまさに適正な価格だから。

● 「買ってくれてありがとう」「こんな素敵な商品を売ってくれてありがとう」という顧客との温かい関係がモチベーションに。

● 売り上げ実績を伸ばすたびに、「来年も同じだけのものを継続して購入できるようにしなくては」と、生産者の暮らしに思いを馳せ、責任の重さを実感する。

「こんなおいしいカレーは初めて!」と言わせるほどの高品質

 日本には世界中から様々な商品が流入しています。名だたるブランド品や高級食材、地球の裏側から長旅をしてきたにもかかわらず、信じられないほどの廉価な商品などなど。私たちは地球規模で見た時の日本の豊かさを、もっと自覚した方がいいように思います。日々のお買い物で使う1000円、1万円の重み。この一部が、同時代に同じ地球に暮らす仲間たちの命に繋がるような使い方を意識してはどうでしょう。

コメント2

「戦略的・家計運営術」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック