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「恐慌」正面突破~危機の教訓1974

世界を覆う新型不況

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2008年10月20日(月)

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 日経ビジネスは2009年10月に創刊40周年を迎えます。この間、日本経済に深刻な影を落とす経済危機が繰り返し起きました。その都度、1929年「暗黒の木曜日」に端を発する世界恐慌の再来を恐れながらも、危機を乗り越えてきました。2008年秋、世界は同時株安と信用収縮に直面しています。創刊40周年カウントダウン企画として、過去の経済危機を伝えた記事を再録していきます。

第1回

 1回目は1970年代前半、第1次石油ショック後の世界を襲った「成長なしのインフレ経済」。74年、日本は戦後初のマイナス成長を体験、75年には主要国が経済回復に向けた主要国首脳会議(サミット)を初めて開催した。記事は「酸素吸入器の中の資本主義」(シュンペーター)をひいて、「インフレを抑圧しながら、石油赤字を補填するという高性能の酸素吸入器」の必要性を訴えた。

* * *

高インフレ・低成長下、失速の危機はらむ

1974年8月19日号より

 新型不況が世界を覆っている。2ケタ台のインフレ、ゼロないしそれに近い実質成長率。おまけに供給不足。矛盾が一挙に表面化した世界経済はいま、いつデフレ、恐慌へ失速するかわからない危険性さえはらんで、片肺飛行を続けている。片肺飛行はニクソン辞任後、どのような航跡を描くだろうか。失速しないための確かな手だてはあるのだろうか。手探り状態の中を、企業はどう生きていけばいいのだろうか。これら三つの問いの解答を探ってみた。

 この夏、丸紅の桧山廣社長は海外出張の帰りにカナダで、カナディアン・パシフィック鉄道グループの首脳陣から昼食会に招かれた。席上、ロイヤルバンクの頭取から「世界各地を回ってみて、世界景気の先行きをどう思ったか」と聞かれた。桧山氏が「いや、正直なところ、全く見通しがつかない」と答えたところ、当の頭取氏、はたとひざを打ち「自分も同感だ。もし、君が何か自信あり気に見通しを述べたら、内心、私は軽べつするところだった」と握手を求めたという。

世界不況への兆候、主要国で群発

 このエピソードが物語るように、世界経済の先行きは、いま不透明な部分があまりに多過ぎる。ただ、はっきりしているのは、この時点で、世界は明らかに不況局面に突入しているということだろう。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長