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サブプライム禍で失業、女友達も1人だけ

  • アレクサンドラ・ハーニー

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2008年11月11日(火)

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 2年前、ヘリバート・ロモはこの世の春を謳歌していた。テキサス州出身で当時29歳だったロモは、米国の住宅建設業者向けの資材調達を行うオフィスを広東省深センに開設しようとしていた。

 テキサスに家を持ち、深センにはマンション1室を所有していた。昼間は仕入れ先の訪問や新規スタッフの採用を行い、夜は市内のバーをはしごして回った。中国人女性たちは彼の羽振りがいいのを聞きつけ、競ってロモの関心を引こうとした。

 そのロモも、現在は失業中だ。テキサスの家は処分し、ガールフレンドも1人だけになった。最初は米国の金融危機、次いで中国の仕入れ先の相次ぐ事業閉鎖により、苦労して立ち上げた会社を畳むはめになった。「今年で31歳だが、この2年間で何もかも失った」とロモは力なく語る。

金融危機に大量の失業者続出

 ロモは中国に何千といる仲介業者の1人だ。その多くは海外からの移住者で、米国発の金融危機のあおりを受けている。米国の銀行破綻や中国の工場閉鎖は大々的に報道される。

 1000人単位の失業者が出る場合はなおさらだ。つい数週間前にも、香港の玩具メーカー大手の合俊集団(スマートユニオン)が広東省南部の工場を閉鎖、7000人以上が職を失ったばかりだ。

合俊集団の工場閉鎖に抗議する元工場労働者たち
(© AP Images)

合俊集団の工場閉鎖に抗議する元工場労働者たち
(© AP Images)

 仲介業者はこうした経営破綻の陰の被害者だ。その被害は目に見えにくいが、甚大な損失を被っている。工場閉鎖の影響を真っ先に受けるホワイトカラー層の一部である。

 海外の工場から直接買い付ける小売業者やメーカーが増えたとはいえ、多くはいまだに仕入れ代理業者や輸入業者と呼ばれる独立仲介業者に依存しているのが現状だ。

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