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「恐慌」正面突破~危機の教訓2007

エタノールメジャーADMが食糧も燃料も支配する

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2008年11月7日(金)

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 日経ビジネスは2009年10月に創刊40周年を迎えます。この間、日本経済に深刻な影を落とす経済危機が繰り返し起きました。その都度、1929年「暗黒の木曜日」に端を発する世界恐慌の再来を恐れながらも、危機を乗り越えてきました。2008年秋、世界は同時株安と信用収縮に直面しています。創刊40周年カウントダウン企画として、過去の経済危機を伝えた記事を再録していきます。

第15回

原油や貴金属と同様にトウモロコシなど穀物 相場も下落傾向が鮮明になった2008年。ほんの2年前、トウモロコシ相場は急騰した。今となってはユーフォリア(陶酔)に映りかねない狂想曲。米国に金融危機 が訪れる道筋をたどると…。

* * *

世界へ波及する穀物狂想曲

2007年1月22日号より

2006年、食糧と燃料の“穀物争奪戦”が幕を開けた。
ターゲットとなったトウモロコシは大幅に値上がり。
食事を確保しますか、自動車を走らせますか──。
こんなテーマが真面目に語られる時代を迎えている。
これまで全く接点のなかった両者が、なぜ交わったのか。
そして、これから何が起ころうとしているのか。
その答えは、トウモロコシ畑に浮かぶ「白い要塞」にあった。

(香港支局 谷口徹也、戸田 顕司、細田 孝宏)

 2006年、トウモロコシ相場に大異変が訪れた。不作でもないのに価格が急騰したのだ。過去20年間、一時的なブレはあっても、1ブッシェル(約25kg)で2ドル前後だった相場が、昨年10月に3ドルを突破。2007年に入ってからも3.5ドルを超える高水準が続いている。

 原油や金など相場が高騰した商品は数々あるとはいえ、トウモロコシは命の源である食糧だ。短期間で2倍近い値上がりには、ほかの商品と同列には論じられない意味がある。

 そんな歴史の転換点とも言える大異変。その火元は、米国中西部に広がるコーンベルトでも、投資家がしのぎを削るシカゴ商品取引所でもない。人口わずか8万人という米イリノイ州の片田舎にある、一企業へと行き着く。アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)――。日本では一握りの穀物関係者を除けば、ほとんど知られていない企業だ。

「写真撮影は禁止だ」

 2006年12月半ば、取材班はADM本社を訪れた。イリノイ州シカゴから自動車で約3時間のところにあるディケーター。街の中心部は、平日のお昼時だというのに、人影はない。自動車産業が花形だった20世紀初頭、米最大の建設機械メーカーであるキャタピラー、米大手タイヤメーカーだったファイアストンがこの地に大きな工場を構えた。全米から職を求めて人が集まり、街は栄えた。しかし、今はキャタピラーは規模を縮小。ファイアストンは工場を閉鎖。その跡地には建物だけが残っている。

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