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5時限目 危機終息のための手立て

「政治の失敗」克服が決め手

  • 日経ビジネス 別冊編集

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2008年11月21日(金)

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【特別ゼミナールの時間割】
  • 5時限目
  • 危機終息のための手立て 「政治の失敗」克服が決め手
  • (放課後)
  • 今だから言えること… 私が考える信認危機の本質
 
竹中平蔵 長田俊樹 杉谷直子
講師:竹中平蔵 受講生:長田俊樹 受講生:杉谷直子
慶応義塾大学教授。小泉純一郎内閣で金融担当大臣に就任し、1990年代以降の日本の金融危機に対応した。 電機メーカー勤務、26歳。入社3年目の営業マン。商談中に金融危機の話題が出るが、気の利いた話ができない。 アパレル会社勤務、24歳。マーケティング部門在籍。新聞はよく読むものの、金融の仕組みが今ひとつ理解できない。
竹中

いよいよ、最終講義です。今回は、危機終息のための手立てを説明しましょう。

杉谷

先生、それは分かります。マスメディアが言っていますよ。「1990年代の日本の公的資金活用の経験を生かせ」と。

竹中

いやいや、その考えは間違っています。実は、90年代の日本の公的資金活用は失敗事例なんです。まずは、その理由を説明しましょう。

 日本では、80年代後半に起きた株式・不動産バブルが90年頃に弾け、銀行が膨大な不良債権を抱え込みました。そこで、政府は98年と99年に公的資金(税金)を使って銀行に出資する「資本注入」を行いました。

 90年代の日本の経験とは、この2度の資本注入を言います。

 ところが、それでも金融不安は収まりませんでした。各行がどれだけ不良債権を抱えているか正確な情報が明らかになっていなかったからです。マーケットは疑心暗鬼に陥り、銀行の経営不安がくすぶり続けました。

 2001年に発足した小泉政権は、まず銀行が抱える不良債権の正確な把握に取り組みました。これを「銀行の資産査定」と言います。政府が不良債権の規模や中身を把握し、そのうえで公的資金を使い銀行から不良債権を買い取ったり、銀行に資本注入したりしたんです。ここで再び資本注入を行ったのは、不良債権処理に伴って銀行が抱えた多額の損失を穴埋めする必要があったからです。そして03年、りそな銀行に2兆円出資する資本注入によって、ようやく金融不安が沈静化に向かいました。

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