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「恐慌」正面突破~危機の教訓1999

興銀が触媒に、“弱み”補完し合った統合劇

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2008年12月8日(月)

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 日経ビジネスは2009年10月に創刊40周年を迎えます。この間、日本経済に深刻な影を落とす経済危機が繰り返し起きました。その都度、1929年「暗黒の木曜日」に端を発する世界恐慌の再来を恐れながらも、危機を乗り越えてきました。2008年秋、世界は同時株安と信用収縮に直面しています。創刊40周年カウントダウン企画として、過去の経済危機を伝えた記事を再録していきます。

第36回

2008年、世界的な金融再編が始まった。
金融危機当時の日本でも大手銀行が経営統合してメガバンクが登場する。
みずほフィナンシャルグループ誕生、どんな事情が3つの銀行を1つにしたのか。

* * *

都銀2行が資金調達基盤を提供、興銀は投資銀行機能を差し出す

1999年8月30日号より

今年5月5日こどもの日。3人の白髪のバンカーたちが相前後して都内のホテルを訪れ、予約していたスイートルームに消えていった。日本興業銀行の西村正雄、第一勧業銀行の杉田力之、富士銀行の山本惠朗の3頭取である。

(金融再編取材班)

 初めて一堂に会した頭取たちが話し合ったテーマは「3行統合」。3カ月後の8月19日に明らかになる総資産140兆円、世界最大の金融機関の誕生に向けた交渉は事実上、この日に正式なスタートを切った。その後、3頭取は正式発表までの間、人目につかない週末を選んで都内のパレスホテル、ホテルオークラ、東京プリンスホテルと場所を変えながら、5回にわたって会談している。

 誕生する新銀行の総資産規模は、これまで国内トップだった約70兆円の東京三菱銀行を一気に抜いてダントツの1位。国際的にも、米バンカース・トラストを買収して世界一に躍り出たばかりのドイツ銀行の約97兆円をはるかに上回る。

 統合に向けた3行の具体的な作業は今後、2段階に分けて実施することになる。まず来年秋に3行が共同持ち株会社を設立。この段階では3行の業務はそのままの形で残る。その後、会社分割法制や連結税制の導入をにらみながら、2002年春にはそれぞれの銀行の業務を分割、業務ごとに再編する。

3行統合作業は2段階で実施される

 最終的には共同持ち株会社の下に、リテール(小口金融)銀行、法人取引銀行、投資銀行、その他の金融子会社などがぶら下がり、3行は事実上、合併することになる。「メガバンク(巨大銀行)」の誕生である。

 この史上最大の統合劇のきっかけを作ったのは興銀だった。

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