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「恐慌」正面突破~危機の教訓2000

「Xデー」囁かれるダイエーの窮状

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2008年12月16日(火)

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 日経ビジネスは2009年10月に創刊40周年を迎えます。この間、日本経済に深刻な影を落とす経済危機が繰り返し起きました。その都度、1929年「暗黒の木曜日」に端を発する世界恐慌の再来を恐れながらも、危機を乗り越えてきました。2008年秋、世界は同時株安と信用収縮に直面しています。創刊40周年カウントダウン企画として、過去の経済危機を伝えた記事を再録していきます。

第42回

日本が経験した金融危機で不良債権問題の象徴となったダイエー。
株価、債券価格の急落という金融市場の不安は取引先に波及した。
その後、銀行や政府に翻弄され産業再生機構の支援へといたるダイエー転落劇の第一幕。
金融危機はどのように企業へと飛び火していったのか。

* * *

金融市場から取引先へと広がる不信の連鎖

2000年11月20日号より

「Xデーは2001年2月5日」――。ダイエーのある大手取引先は、ダイエーが万が一、民事再生法など法的整理に向かう場合、その可能性の高い日をこう見ている。

(廣松 隆志、佐久間 庄一)

 ダイエーは衣料品について毎月10日に納品を締め切って翌月の6日に支払う。年末年始のかき入れ時の商品を抱えたまま支払いができず、法的整理を申請するとすれば、1月10日締め切り商品の支払日になる2月6日の前日になると読んでいるためだ。この取引先は法的整理による被害を最小限に抑えるため、納品の時期を調整し、2月6日支払い分を例年より大幅に減らす。

 別の大手取引先は、既にダイエーに取引条件の変更を申し出た。支払いまでの期間を短くする内容だ。ダイエー側はその会社1社のためにコンピューターシステムを組み直すのは困難として、生鮮食品で採用している月3回の支払いへの変更を検討中だ。

 ダイエーによれば、取引条件の変更を申し入れたのは1社だけという。しかし、多くの取引先がダイエーとの取引に神経質になっている。取引先幹部が顔を合わせれば、ダイエーのXデーが話題に上る。2月説、1月説、年内説などが飛び交う異常な状況にある。

 ダイエーの取引先が身構える理由は、金融市場がダイエーに突きつけた不信任だ。金融市場で始まったダイエー危機が資金繰りを不安視する取引先に波及した。株価下落から取引先が離れたゼネコン危機に通じる軌跡を描く。

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川野 幸夫 ヤオコー 会長