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「恐慌」正面突破~危機の教訓2004

UFJ新体制、53日の漂流記

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2008年12月25日(木)

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 日経ビジネスは2009年10月に創刊40周年を迎えます。この間、日本経済に深刻な影を落とす経済危機が繰り返し起きました。その都度、1929年「暗黒の木曜日」に端を発する世界恐慌の再来を恐れながらも、危機を乗り越えてきました。2008年秋、世界は同時株安と信用収縮に直面しています。創刊40周年カウントダウン企画として、過去の経済危機を伝えた記事を再録していきます。

第48回

2008年、世界の金融業界で再編が一気に加速した。
再編は1回で終わりとは限らない。
日本を襲った金融危機でも、銀行の経営統合が相次いだ。
危機が深刻化した最終局面で世界最大の銀行が誕生した。
――「恐慌」正面突破シリーズは今回が最終回です。

* * *

紛糾した支店長会議が三菱東京に駆け込む引き金に

2004年7月26日号より

「現場は収益を上げるために日々、頑張っている。今日の事態は現場ではなく経営の責任ではないのか」「金融庁からの処分を受けて、多くの取引先を回って謝っている。いつになったら、そんなことをしなくて済むのか。早くすっきりさせてほしい」「社内に不備があったとばかり言うのはおかしい」。6月20日、UFJ銀行の支店長会議が東京と名古屋と大阪で3回に分けて開かれた。例年は頭取が経営方針を伝える性格の場だっただけに、今年の支店長会議は異例中の異例とも言えるものだった。

(酒井 耕一)

 大都市の支店を預かる支店長や年長の支店長が中心となって経営に対して批判とも取れる質問や意見表明を、冒頭のように次々と行ったのだ。

 沖原隆宗頭取は、金融庁の処分や経営刷新について説明した。しかし、説明が進むにつれて、会場では次第に不満と怒りが高まっていった。

大本営発表に“切れた”

 理由は、沖原頭取の説明が対外的に発表している内容の繰り返しだったことだ。例えば、金融庁から検査妨害と指摘された点についても、マスコミに説明した「検査忌避はしていないが、対外的にそう見られても仕方がない」という“大本営発表”の説明ばかり。何が真相だったのか、詳しい説明はなかった。

 金融庁から中小企業への融資額を操作していたとして処分された点についても「社内の管理と登録を間違っていた」と対外的に発表した説明を繰り返した。中小企業との取引については支店できちんと管理している。なのに、なぜ本部でそんな間違いが起こるのか。詳しい事情が分からない社外の人に向けた説明だけでは、内情に通じた現場には納得がいかない。現場を預かる支店長の多くが“切れた”のももっともなことだった。

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リストラなどつらい経験もありましたが、多くの山に登ったことで、別の景色が見えやすくなりました。

吉田 秀俊 VAIO社長