• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「気持いい」が鍛える自分流投資術

  • 内藤 眞弓

バックナンバー

2009年1月27日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 世の中、自分の思い通りにならないことばかり。せめて三度の食事とほんの少しのお酒くらいは、自分の好きなものを選んで、気持ちよく食べたり飲んだりしたいものです。そんなささやかな望みすら吹き飛ばしてしまうような、食にまつわる昨今の事件の数々――。与えられた知識や情報だけでなく、目、鼻、舌など、自分自身の五感を駆使して、安全なもの、そして自分の身体が喜ぶものを選り分ける能力が求められるようになっています。

 金融商品選びも同じです。お金の預け先や運用先は、様々な知識や情報を基に自分の意思で決めるものです。金融危機前の比較的相場が良かった時期に投資を始めた方の中には、「自己責任の結果だから仕方ない――」とあきらめていらっしゃる方も多くいると思います。

その投資、本当に納得して踏み切ったものですか?

 でも、よくよく考えてみてください。本当に自分の意思で納得して選んだ商品だったと言えますか?

 「銀行に預けても低金利だから、リスクを取って高い収益を狙わないと生活が守れません」
 「長期投資・分散投資であれば大儲けはできないけれど安定的な収益が得られます」
 「預貯金だけに頼る時代ではありません。いずれ投資はしなくてはならないものです」
 「成長著しい新興国に投資をすれば、かつての高度成長時代の日本と同様、大きなリターンが期待できます」

 証券会社や銀行の担当者のこんな言葉に背中を押されるようにして買った商品もあるのではないでしょうか。「預貯金だけでは本当に生活が守れないのか?」「自分としては長期投資を何年と考えるのか?」など、「確かにその通りだ」と腑に落ちるまで具体的にイメージを描いたうえで投資に踏み切ったのであれば、金融危機後の今、たとえ大きな損失を被ったとしても心の持ちようは大きく異なると思います。

 多少は痛い思いをしながら、だんだん自分なりのやり方を身につけていくのが投資です。本当に納得して買ったのであれば、今回の痛手を学習の絶好の機会ととらえて、今後の運用に生かしていければよいのです。

 でも、商品について自分なりに深く理解せず、誰かに薦められるまま購入してしまった場合、担当者のせいにしたくなったり、自分自身を責めて後悔したりすることになってしまいがちです。今でこそ、こんなことを言えるようになった私ですが、過去には心の中で舌打ちしたくなるような失敗をいくつかしてきました。

数々の反省の後に得た投資哲学とは?

 FP(ファイナンシャルプランナー)として独立する前、生命保険会社の営業として勤めをしていた頃の苦い経験もあります。証券会社の人に薦められるまま「儲からなくてもいいから安全なものにしてね」と言って中身も調べずに買った商品。それがピークは過ぎていたものの、今から見ればまだまだ高値だった日本株の投信で、購入後はただひたすら下がるのみ。運用期間10年のものだったので、「満期まで置いとけば元に戻るの?」と担当者に聞いても、「さあ…」という頼りない答えが返ってくるだけ――。

 売る方も売る方だけど、買う方も買う方だと恥ずかしい限りです。あえて弁解させていただくとすると、その頃営業チームを率いる立場にいたのですが、チームのメンバーの顧客がその商品を売っていたので、営業協力という気持ちで買ったものでした(それにしても、あんまり褒められた話ではないですね)。

コメント12

「もう、お金には振り回されない」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック