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GDP比で中国に次ぐ

マレーシア、景気対策の効果は

  • 竹島 慎吾

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2009年3月30日(月)

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 マレーシアの2008年第4四半期の実質GDP(国内総生産)成長率は、前年同期比0.1%と前期(同4.7%)から急減速した。外需が大幅に減速したことに加え、これまで好調であった消費、投資など内需も鈍化した。

 マイナス成長はかろうじて回避したものの、今年1月以降、鉱工業生産、輸出のマイナス幅が一段と拡大しており、マレーシア経済は既にリセッション(景気後退)入りしている公算が大きい。

 マレーシアは輸出依存度が100%近くに達し、ほかのASEAN(東南アジア諸国連合)諸国と比べても海外経済の影響を受けやすい経済構造となっている。景気の減速ペースが加速した昨年11月以降、マレーシアは3回にわたり計150bp(ベーシスポイント、1bpは0.01%)の利下げを実施すると同時に、同月には70億リンギット(約1800億円)の景気刺激策を打ち出した。

 もっとも、この景気刺激策はGDP比約1%と比較的小規模で景気浮揚には力不足との見方が多かった。政府が大規模な景気刺激策を打ち出さなかった背景には、財政赤字の拡大を回避したいという意図があった。2009年の財政赤字見込みはGDP比4.8%と既に高水準にあり、財政負担を増大させない範囲で打ち出された施策と言える。

GDP比では中国に次ぐ大型対策

 今年3月10日、マレーシア政府は2010年までの2年間で総額600億リンギット(約1兆6000億円)と過去最大規模の追加景気刺激策を発表した。GDP比で見た景気刺激策の規模は約9%と過去最大、アジア域内で見ても中国(同約13%)に次ぐ規模である。

 2009年の財政赤字はGDP比7.6%へ拡大するものの、足元の景気減速が予想以上に厳しいことに加え、4月に補欠選挙を控え、劣勢を跳ね返したいという政府の狙いが垣間見える。

アジアの景気対策規模比較(GDP比)

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