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「小沢一郎」も小粒になったねぇ

  • 久保利 英明

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2009年4月23日(木)

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 目立つピンストライプ地のスーツに、原色のネクタイ。弁護士・久保利 英明の風貌は、それとなく威圧感を醸し出す。株主総会で特殊株主と渡り合ってきた経歴を聞けば、それも納得する。その久保利がトレードマークのど派手なスーツを脱ぎ、和装で我々の前に登場した。果たして、その真意は。

国士たる久保利(写真:清水 盟貴)

 高校、大学時代にアフリカ解放運動に肩入れをしていた久保利は、1968年に東京大学を卒業後、すぐに司法修習生とならず、解放闘争支援を兼ねてアフリカに渡った。大学を出たての若造が、いきなり弁護士になってもろくな仕事はできない、と思ったからだ。

 シベリアから欧州を経由してアフリカに渡る。暗黒と呼ばれた大陸をあちこち回った後、船でパキスタンに入りインドで1カ月過ごす。そして香港を経て帰国した。半年ほどの世界放浪の旅だった。その途中、アフリカやインドで死を覚悟したことは、一度や二度ではなかった。この自分探しの旅は、その後の弁護士活動の原体験となった。

 久保利は企業法務を専門とする弁護士として、株主総会対策で特殊株主に対して、断固たる姿勢で臨むことを企業に訴え、自身もその前面に立ってきた。物怖じせず正論を貫いてきたのは、若い時に異国の地で死の恐怖を経験したことが大きい。その時の経験に比べれば、今の状況は大したことでもないと思えた。また日本に対する思いも強まった。

 弁護士になってからも久保利の海外渡航熱は冷めることなく、これまで仕事や旅行で訪れた国は130カ国に上る。多くの国を見てきたからこそ、日本の豊かさ、そして愚かさを人一倍感じる。

 久保利は今、専門の企業法務という枠を飛び出し、日本そのものを語り始める。愛するが故に厳しい言葉になるのはご容赦を。初回のテーマは危機感なき政治。


 西松建設1820を舞台にした迂回献金疑惑事件を見て、改めて感じるのは、「日本の政治家もずいぶん小粒になったものだ」ということだね。

 この事件で小沢(一郎・民主党代表)の去就が、騒がれてきた。しかし、まだ秘書が逮捕、起訴されたとはいえ、有罪にもなっていない。そんな時点で、かつては角栄の秘蔵っ子として権勢を誇ったキングメーカーが、今は「辞める」「辞めない」と右往左往している。

 世間、もしかしたらマスコミだけかもしれないが、あの東京地検特捜部がついに乗り出したのだから、「ヤツはクロ」と見ているのだろう。しかし、小沢という政治家をよく研究していれば、迂回献金で簡単に足がつくようなヘマをしでかす男でないことは、十分に分かるはず。

政党支部への企業献金がないのはなぜなのか

 その点で特捜部も、そしてマスコミもまだ甘い。迂回献金を贈収賄の突破口にするなら、例えば政治団体経由よりも、小沢の息がかかった政党支部に西松名義の献金がないことに、不自然な点がないのか、もっと追及してしかるべきだ。

 正々堂々、企業献金ができる道を使わず、企業の名前があからさまにならない政治団体を経由する理由はどうしてなのか。議員や関連する政治団体に対する企業献金は禁止されているが、政党支部に対しては問題ない。

 仮に西松が東北地方で工事の受注で小沢に便宜を図ってもらいたければ、民主党の岩手県の総支部に直接献金すれば、形式的にはカネの出し方で問題視されることはない。 

 とは言っても、合法である政党支部への企業献金の実態はその支部を牛耳る議員に対する献金であることは、周知の事実。西松が民主党岩手県総支部に献金すれば、出したカネの行き着く先を想像することは難くない。

コメント31件コメント/レビュー

この執筆者のことは、全く存じ上げず、タイトルを見て、大いに期待して読んだのが、途中から、これはダメだと感じた。失望の極みである。もう少し、深い洞察力がほしい。言い換えれば、事の本質が全くわかっていない。弁護士にしては、検察の本質を見抜いていない。そもそも、検察の強大な権力は常に国民の側にいるべきで、検察の意に沿わないような社会状況・政治状況が出現した時は独善に陥る危険性が高い。検察が時の権力を利用したり、道具として利用されたりすることは、戦前からの定番である。戦前の「帝人事件」(検察が権力の道具となるということ=司法・検察を使った平沼騏一郎の陰謀)や、米騒動(メディアの捏造報道疑惑=大阪朝日新聞と三井財閥が手を組んだ鈴木商店追い落としバッシング)と「白虹事件」(権力への屈服=大阪朝日新聞の経営幹部・編集者の謝罪・退任)、そしていわずと知れた「鈴木宗男事件」などなど、時の政府権力と検察権力と持ちつ持たれつの関係など、もう少し裏の裏を読み込んだ見識が欲しい。最近の「三井環事件」(検察も所詮は官僚組織であり、経費の不正使用という腐敗構造)は検察の不正と危うさを表したシンボリックな事件である。地球温暖化のことも、何とかの一つ覚えのように列記しているが、もう少し、よく調べた方が良い。年は関係ない。いくつになっても、どんなに偉くなっても、「終生、勉強である。」(2009/05/13)

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いただいたコメント

この執筆者のことは、全く存じ上げず、タイトルを見て、大いに期待して読んだのが、途中から、これはダメだと感じた。失望の極みである。もう少し、深い洞察力がほしい。言い換えれば、事の本質が全くわかっていない。弁護士にしては、検察の本質を見抜いていない。そもそも、検察の強大な権力は常に国民の側にいるべきで、検察の意に沿わないような社会状況・政治状況が出現した時は独善に陥る危険性が高い。検察が時の権力を利用したり、道具として利用されたりすることは、戦前からの定番である。戦前の「帝人事件」(検察が権力の道具となるということ=司法・検察を使った平沼騏一郎の陰謀)や、米騒動(メディアの捏造報道疑惑=大阪朝日新聞と三井財閥が手を組んだ鈴木商店追い落としバッシング)と「白虹事件」(権力への屈服=大阪朝日新聞の経営幹部・編集者の謝罪・退任)、そしていわずと知れた「鈴木宗男事件」などなど、時の政府権力と検察権力と持ちつ持たれつの関係など、もう少し裏の裏を読み込んだ見識が欲しい。最近の「三井環事件」(検察も所詮は官僚組織であり、経費の不正使用という腐敗構造)は検察の不正と危うさを表したシンボリックな事件である。地球温暖化のことも、何とかの一つ覚えのように列記しているが、もう少し、よく調べた方が良い。年は関係ない。いくつになっても、どんなに偉くなっても、「終生、勉強である。」(2009/05/13)

自民党幕府の将軍(首相)がころころ変わり、藩主(知事・市長etc)が段々と中央集権を批判し始めた。民主党も他の将軍を擁立しようとする幕府の一派。今まだ西郷隆盛・木戸孝允・大久保利通・坂本竜馬といった若手メンバーが出てきていない。後25年待たないと平成維新は来ないのかな?(2009/05/07)

私は三十代なのですけど死も経験済み(病気等)海外の旅でアル中?の人が多いアパートに宿泊したり(銃も突きつけられたり、ホームレスに追いかけられたり等)経験ありの私ですけど日本に居たら毎日死んでる様な生き方をしてます(ニート)どの様な経験しても全く活きようという気がなれないのは?どうしたらいいのですか?でも海外では結構まじめに働いたりしてるかな?と言う事はインドに派遣したらインドに行けば皆その時は変わるけど日本に戻ると元どうりになるのでは?(2009/04/29)

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