「もう、お金には振り回されない」

個人を機関投資家と同じステージに立たせる投信

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2009年5月12日(火)

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 選挙の1票はもちろん大事ですが、一人ひとりのお財布の中にあるお金をどこに使うかは、もっと直接的な影響があるのではと考えます。つまり、お金の流れが変われば、政治は後追いで変わらざるを得ないということです。日々こんな白昼夢を見ている私は、自分のお金の行き先として、お気に入りの株式やNPOバンクなどを選んでいます

相性のよい運用商品は人それぞれ

 したがって、原則として数多くの銘柄が入っている投資信託には投資しません。買いたくない企業の株が入っているからですが、他人に任せることに歯がゆさを感じることが多いことも理由の1つです。私は良くも悪くも結果は自分で引き受け、その反省を次につなげたいと考えるからで、性分とも言えるものでしょう。

 また、いつ、いくらのお金が必要になるか、毎年どのくらいずつ貯蓄を増やしていけるかといったマネープランは一人ひとり固有のものであり、居心地のよい運用方法、相性のよい運用商品も人それぞれなのかもしれません。

 ただ、最近「ちょっと面白いな」と思える投資信託を見つけました。証券会社や銀行などの販売会社を通さず、運用会社が直接販売する「コモンズ30ファンド」です。

純資産総額が増えるほど信託報酬が減る

 投資信託での運用を考えるうえで、保有期間中かかり続ける信託報酬は結構な重荷です。信託報酬の中には販売会社に支払われる分が含まれており、預かり資産が増えるに従って販売会社に配分される割合が増えるものもあり、決して顧客重視とは言えないのが現状です。直販投信であれば販売会社への手数料が不要になるため、信託報酬は低く設定しやすいはずです。

 「コモンズ30ファンド」の信託報酬は、純資産総額が大きくなるほど低くなる仕組みになっています。300億円までは年1.2075%ですが、300億円を超えると超えた部分についてはだんだん下がっていき、3000億円を超えると0.7665%になります。「コモンズ30ファンド」に投資する仲間が増えるに従って、信託報酬の低廉化という形で投資家に還元されるのは好ましく思います。

 ただ、いくら純資産総額が大きくなるに従って信託報酬が下がると言っても、投資信託としての魅力がなければ本末転倒です。

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著者プロフィール

内藤 眞弓(ないとう・まゆみ)

フィナンシャルプランナー。1956年香川県に生まれ、日本女子大学英文科卒。13年間、生命保険会社での営業を経験した後、独立系のフィナンシャルプランナー集団「生活設計塾クルー」(毎月マネーセミナーを開催)のメンバーに。家計運営に次々と新しい考え方を取り入れ、それぞれの生活スタイルに合った家計運営術をコンサルティングしている。著書に『医療保険は入ってはいけない!』、共著に『新版 生命保険はこうして選びなさい』『年金はこうしてもらいなさい』などがある。

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