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スポーツチームとチャーリーズ・エンジェルに学ぶ資産形成術

  • 牟田 直弘

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2009年9月14日(月)

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 突然ですが、皆さんは、音楽は好きですか? スポーツはいかがですか? 戦隊モノはよく観ましたか?(子供はもちろん、イケメン目当てのお母さま方には今も人気のようです)。

 これらには実は共通点があります。しかも投資の世界を理解するのに、とても有用な共通点です。それは、「チーム作り」です。

 ポートフォリオという言葉に、馴染みのない方もいらっしゃると思います。ポートフォリオとは、要するに、投資先の組み合わせ。なるべくリスクを抑えながら投資パフォーマンスを上げるために、複数の投資先に分散投資する、その組み合わせのことです。

 これが、音楽やスポーツ、戦隊モノから色々とヒントを得られるのです。

まず大切なのはバランス

 最近は、インターネットで1曲買いが簡単にできるようになりました。これは、1つの企業を選んで投資するのと同じです。自分の気に入った曲を何曲か選んで、自分独自のアルバムを作る、これがポートフォリオ作りです。

 もうアルバムになっているものを買うのが、投資信託ですね。この時に重要なのは、同じような曲ばかりを選んだら、全体としていいアルバムにならない、ということです。ゆったりしたバラードもあれば、テンポの速いノリのいい曲も入っている方が、全体のバランスが取れていいアルバムになる。1つのチームを作っているというわけですね。

 戦隊モノも一緒です。チームのメンバーそれぞれに個性がある。全員が同じ色で同じ性格のヒーロー・ヒロインではダメで、それぞれが違う性格、違う性別、違うパーソナルカラーであるからこそ、助け合いながら悪役を倒していくことができる。

 スポーツも同様です。僕はバスケットボールが好きなのですが、全員が同じタイプではバスケは勝てません。井上雄彦さんの漫画『スラムダンク』は皆さんもご存じかと思います。湘北高校は、ゴール下の赤木君を中心に、ゲームメークをする宮城君、3ポイントシューターの三井君、点取り屋の流川君、そして、素人ながらリバウンドを取りまくる桜木君、とそれぞれが得意な役割でバランスの取れたチームになっているわけです。

 野球も同様ですね。4番バッターを9人集めても、いいチームはできません。出塁率の高い人、守備のうまい人、足の速い人、長打力のある人など。投手陣にしても、速い球を投げる人、球は遅いがコントロールのいい人などなど、役割のバランスがとれているのがいいチームです。

 そう言えば、4番バッターばかりかき集めて、結局チームの成績はそれほどでもないというチーム、もしかしたら皆さんも思い浮かぶかもしれません。そのチームは、その後、監督が変わり、名は通っていない選手たちだけれど、バランスのいいチームを作って、現在は毎年好成績を残していますね(興行収入的にどうなったのかは分かりませんが)。

 ポートフォリオも考え方は同じです。同じような企業、例えば同じ業種の企業を多く入れても、バランスが悪くリスクは分散されません。大事なのは、業績や株価の連動性が低いもの同士でバランスを取ること。これがまず、ポートフォリオのチーム作りには重要です。自分が確信を持って分かる! というぐらい詳しい分野なら、その分野の企業数社に絞って集中投資するという手もあります。

 しかし、何かあった時のポートフォリオの振れ幅が大きくなることを覚悟しなければならないでしょう。選手みんな花粉症のために春先は全員調子が悪いけれども、夏になると全員調子が上がってくるといった具合です。もしそういうスリリングなチームではなく、誰かが調子の悪い時は誰かが補えるような安定的に強いチームを望むなら、バランスのとれたチームを作ることが大事です。

コストを抑えて強くするのがカギ

 音楽や戦隊モノ、スポーツチームに例えて、ポートフォリオの考え方を見てきましたが、実は、スポーツチームの作り方が最も、ポートフォリオの作り方に似ています。というのも、選手ごとに年俸が異なるからです。

 楽曲をダウンロードする場合、1曲の値段は大体150~200円と同じですよね。戦隊モノに至っては、それぞれのヒーローがいったいいくらで雇えるのか、その観点さえありません。

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