「国富倍増計画「やちよ経済構想」」

CO2は、2007年比で777%削減できる

世界に貢献するカーボン・デカップリング論

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2009年11月11日(水)

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 持続可能と成長が両立する社会の実現に向けて、市井から政策提言する「やちよ経済構想」の連載第2弾。タナカ(仮称)でございます。

 前回は、持続可能社会のために300兆円を超える社会投資をしましょう、そのお金はありますよという、荒唐無稽とも取れる提言を行いました。

 今回は、最近色々と目にする機会が多い、CO2(二酸化炭素)削減計画です。

 このテーマはCOP3(気候変動枠組条約第3回締結国会議:1997年の京都会議)の時に渋谷で問題提起目的のパレードを企画して以来ですから、結構、長く付き合ってきました。そんなわけでいろいろな思いもありますが、ちょっと控えめな提言に留めます。

日本の国家目標

2007年※比 マイナス777% ラッキーセブン・プロジェクト!

※IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第4次報告の公表年

 民主党政権になってから、産業界の反発を押し切って、鳩山由紀夫首相は国連で日本の目標として1990年比25%削減を宣言しました。ただ、ほかの国がついてこなければやらない、と言っているので、本気でやりたいのかどうか分かりません。産業界は強硬に批判しており、政府が決めても現場がついてくるどうか、さらに分かりません。

 しかし私は本気でCO2削減をやりたいので、上のようなテーマを立ててみました。落としどころを考えてブラフを言っているわけではありません。

世界のCO2排出の現状はどうなっているのか

 まあ普通に考えたら、マイナス100%を超える削減はできません。排出量をゼロ以下にするということですから。しかし、京都議定書の精神を援用すれば可能です。

 何を提案するのかはおいおい書いていくとして、まずは以下の表をご覧ください。

 これは、全世界の温暖化ガス排出量のCO2換算値です。本質的には、これが重要です。換算ベースでは500億トン弱というところと考えてください。最終的にはここがゼロになればいいなと思います。ただし過去の蓄積分も含めると、さらにハードルが高くなります。

出所: EDMC/エネルギー・経済統計要覧2009年版
全国地球温暖化防止活動推進センターより転載

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著者プロフィール

タナカ(仮称)

大手証券会社の企画部門で働く会社員。1989年に大学を卒業、某大手資産運用会社、某総合研究所を経て現職。某業界団体の専門検討部会の委員を務めるほか、環境問題のNPO法人(特定非営利活動法人)を立ち上げ、そのほか複数のNPO法人の理事を務めている。



このコラムについて

国富倍増計画「やちよ経済構想」

市井の一市民による、日本経済を持続可能にするための具体的な政策提言「やちよプロジェクト」。CO2(二酸化炭素)の削減計画、予想される世界の食糧不足・貧困の解消、日本の生存可能性の向上などを考えていく。国民1人ひとり、それぞれが政策のあり様を考える際の議論の叩き台となれば幸いだ。

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