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4つの政策提言と、たった1つの悲痛なお願い

私の生活を守るために、ぜひやってほしいこと

  • タナカ(仮称)

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2009年11月18日(水)

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 こんにちは、望外の反響に驚いているタナカ(仮称)です。私利私欲に基づく国富倍増計画第3回、今回のテーマは政策幕の内弁当です。街角で気がつく、ふとしたテーマから、ささやかな政策を考えてみたいと思います。それゆえ、高邁かつ網羅的なお話ではありません。学会の先生方や経済評論家のような整った議論ではありませんが、これも市井の皮膚感覚とお考えいただければ幸いです。

 私は普通の給与所得者ですから、ここ数年間は所得が減って、しょぼしょぼした暮らしをしています。収入が減ったので、豪遊は望むべくもなく、遊びに出かける機会もめっきり減りました。支出は減った年収の中から工面し、どうしても足りない分は貯金を取り崩してまかないますが、それも底を尽いてしまいました。この先どうやって暮らしていけばいいか、分かりません。家を買ったばかりの子育て家庭は大変です。

 私の家計では、給料は、税金、社会保険、生命保険、住宅ローンなどが天引きされて振り込まれます。100の収入に対して50の天引きがあると、収入が90になると残りは50→40と2割下がってしまいます。収入は1割しか減っていないのに、使えるお金は2割減るのです。景気が悪化すると、収入は減ります。その場合、天引き分をせめて5減らして、減収分と同じくらいの可処分所得の低下に留めていただきたいものです。そうでないと買えるモノが減るので、一層景気を落ち込ませますよ。

問題は使途の効率性と意思決定

 さて、この原稿の執筆時点で民主党の概算要求が出てきました。事項要求も含めると98兆円くらいだそうです。一方、税収は景気低迷による法人税額の減少で、40兆円を切る可能性が指摘されています。引き算をしても割り算をしても、上から見てもナナメから見ても赤字です。予算の半分以上が借金です。50兆~60兆円の赤字?

 民主党は自民党政権のムダを省くと言っていたのだから、当然、全体の予算規模は縮小すると思っていました。「いやぁ、減らすつもりなんだが、増えちゃった」。これでは・・・。私が家計でこれをやると、自己破産路線まっしぐらです。何を考えているのでしょうか。

 予算のほとんどは義務的予算であるとか、公共投資は大幅に見直すとか、いろいろ言っていますが、それで予算規模が半分(黒字)になったわけではありません。義務的予算など、政権奪取前から分かっていたものでしょう。

 よく「国家の借金は、国内でまかなえているなら、国民が国に貸し付けているのだから何の問題もない」とおっしゃる方がいます。これは私には「ちょっと新しいネクタイが欲しいから、妻から借金して買っちゃった。家計の中でお金が回っただけだから、問題ないでしょ」と言っているのと同じに聞こえます。ネクタイ程度ならまだしも、この論理で呑みに行ったり、歩けばいいところをタクシーに乗ったりしたら、どんどん際限がなくなって、やがて家計が破綻します。「妻の財布」は別腹ではなく、本来は家計が別の目的に使えたお金だからです。問題になるのは使途の効率性と誰が使途を意思決定すべきか、です。

 自民党政権が崩壊した原因は、この使途の不明朗性について深刻な疑念を抱かれたからだと思います。使途が不明朗だと、当然に効率性を疑われます。そうすると、国民は将来の増税や、経済成長率の低下を見込んで、いよいよ生活防衛に走るので、景気対策が本来の効果を阻害されるでしょう。その結果、一層巨額の景気対策が必要になり、財政の健全性はどんどん悪化してしまいます。民主党には、この負のスパイラルを遮断してほしいものだと思うのですが、実際には逆になっているように見え、残念です。

「勤勉で貯蓄好き」は、もはや過去の話

 さてこうした政治・経済状態を前提にすると、私の生活を守るためにやってほしい政策は、いろいろあります。

 第1は可処分所得を増やしてほしい。給料を増やす景気刺激策はもちろんのこと、給料から天引きされる部分を、年収の減少程度とは言いませんが、軽減してほしいです。具体的には税控除と給付金です。この政策は可処分所得を増やすので、基本的に景気浮揚効果があります。

 一般に不況下での減税は、生活防衛のための貯蓄率上昇で埋められてしまって消費活性化効果は薄いとも批判されかねませんが、生活必需品の購入さえ滞るような不況下では話が別です。たまには第3のビールじゃなくてプレミアムビールでも飲みたいなという効果が期待できます。近所のスーパーマーケットでウィンドーショッピングするより、クルマを飛ばして郊外のアウトレットへ出向こうか、とまでいくかどうかは問題ですが・・・。

 勤勉で貯蓄好きと言われた日本は、今は昔ですね・・・。貯めるべき収入が増えてないですもん。

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