「国富倍増計画「やちよ経済構想」」

世界に夢を与える「町おこし」は、夢じゃない

「私的公益資本」による住民主導の都市計画

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2009年11月25日(水)

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 こんにちは、タナカ(仮称)@首都圏在住です。

 しかし、本来は超田舎者です。

 私は、辺境の異端こそが新しい時代を作るのだと考えています。なぜならば、「誰も気づかなかった新基軸」は、主流派から見ると「前例なくいかがわしい奇妙な話」でしかないからです。そしてそれが認められた時、「あれは流行ると思っていたよ。だって論理的に必然じゃないか」と言われます。成功したものがスタンダードになって、「常識」の基盤になるからです。その頃には、それは既に「守旧派」になっているのだろうと思うのですが・・・。

 ということで、今回は地方活性化のお話です。

成長しない方が嬉しい人とは?

 その前に、前回のお話でちょっと誤解を招いたかもしれないなと思う部分に加筆させてください。それは、「アナタの隣に、日本が成長しない方が嬉しい立場の人はいませんか? そういう立場の人の意見ばかりを聞かされていませんか?」という部分です。

 読みようによっては、外国の政府とか、なんだか分からない陰謀組織の謀略を言っているみたいですが、これ、誰を指しているかというと、国内の普通の経営者や社員のことです。

 私は、日本経済が長期停滞に入ったのは、こうした人たちの集合無意識のせいだと思っているのです。

 バブル前の日本を振り返ってみると、自動車産業の重要度は確かに高かったですが、今ほど圧倒的な存在感があったように思えません。ほかの産業も元気だったからでしょう。しかし、ここしばらくは日本経済の牽引車は、明らかに自動車産業です。

 一方で、私が学生の頃に元気だったオーディオメーカーは青息吐息です。また、石油化学業界など技術力は世界に冠たるものなのに外国でのプレゼンスを聞いたこともない、そんな業界も多いです。家具専門店だってそうだし、コーヒーチェーンもそうです。

 で、「日本市場は特殊だから」「私どものようなドメドメなマーケットは国ごとにやり方が違うものだから」などという声が聞こえて来そうです。

 本当?

 なら、なんで某米系コーヒーチェーン店が国内で流行っているのでしょう。北欧系のとある大手家具専門店も絶好調で、私の家でもご厄介になっています。最近、国内の家具販売店では買わなくなりました。だってあっちの店にはお洒落なものがいろいろ置いてあって、しかもずいぶん安いから。これ、先ほどの論理なら、日本の独自文化が参入障壁になって参入に失敗していないとおかしいです。

 逆の例も考えてみましょう。自動車は国ごとの趣味がかなり明快で、イタリア車とドイツ車は同じ欧州車でも全然違うし、アメリカ車も同様に色が濃く、日本車とは全然違います。それを根拠に「自動車は国別に嗜好が違うから」「日本人の趣味に合わせたクルマなんか外国では売れないから」と自動車メーカー首脳の誰が言うでしょうか。

 「ウチのクルマは普遍的な競争力があるから、どこ行っても大丈夫」「きめ細かい対応で各国の規制や趣味に合わせたアレンジやサービス網の維持をしているから大丈夫」「地球環境問題や石油価格の高騰で経営環境は大逆風だが、それを見越して次世代車の開発と展開を行ってきている。今それが花開きつつある」などという答えが、当然に予想されるところです。

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著者プロフィール

タナカ(仮称)

大手証券会社の企画部門で働く会社員。1989年に大学を卒業、某大手資産運用会社、某総合研究所を経て現職。某業界団体の専門検討部会の委員を務めるほか、環境問題のNPO法人(特定非営利活動法人)を立ち上げ、そのほか複数のNPO法人の理事を務めている。



このコラムについて

国富倍増計画「やちよ経済構想」

市井の一市民による、日本経済を持続可能にするための具体的な政策提言「やちよプロジェクト」。CO2(二酸化炭素)の削減計画、予想される世界の食糧不足・貧困の解消、日本の生存可能性の向上などを考えていく。国民1人ひとり、それぞれが政策のあり様を考える際の議論の叩き台となれば幸いだ。

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