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消費を伸ばすカギは「リスク」

3時間目 「高くても買う人」にいかに売るか

  • 吉本 佳生

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2010年3月26日(金)

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 いま、日本経済はデフレに陥っていると言われています。このデフレの時代を生き抜くために、企業はどのような行動をとるべきでしょうか? その点について少し考えてみましょう。

 まず注意しなければいけないのは、デフレだからといって、過剰な安売りをすると、経済にとってプラスにはならないということです。コストが下がっていないのに、利幅を削ってまで価格を下げてしまうと、利益が減ってしまうので、結局は従業員の給与を下げなければならなくなります。

デフレ:物価が全般的かつ持続的に下落する現象。デフレーション。インフレとはモノの価値に対する貨幣価値の下落だが、デフレは逆に貨幣価値の上昇である。したがって、デフレ下では、皆が手持ちの貨幣を大切にし、消費や投資などの支出を控えるようになるので、景気の悪化が加速しやすくなる。“デフレ不況”については共著書『禁欲と強欲』に詳しい。

 GDPのうち6割から8割くらいは賃金として分配されるというのが先進国の構造ですから、値下げ競争が起きると賃金が下がり、消費が縮小してさらに値下げが加速するという悪循環に陥ります。いわゆるデフレスパイラルです。

 でも、コスト削減の努力をして、コストが減った分だけ価格を下げるというのであれば、それは収益の増加にもつながるし、消費者のためにもなります。たとえば、“ユニクロ”。

 よくユニクロがデフレを演出しているのではないかと言う人がいますが、ユニクロの製品は安いけれども、過剰に安売りしているわけではありません。同業他社に比べても、利益率は高いし、それなりの賃金も支払っています。だから一人勝ちできるのでしょう。

「価値がわからないモノ」に人は大金を支払う

 わたしたちの消費を分析してみると、価値や機能がはっきりしているモノに支払っている部分は意外に小さくて、わけのわからないモノに払っている部分が圧倒的に大きいのです。働く人を見ても、その価値が明確な人はお金が稼ぎにくい。何に役立っているのかわからない仕事をしている人ほど、たくさんお金を稼いでいます。

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