• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「腰パン学生」の目の色を変える

あの「真央ちゃん」の中京大学、就職に強くなった改革の極意とは

  • 佐藤 紀泰

バックナンバー

2010年4月19日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 就職氷河期に慌てているのは大学も同じだ。就職内定率が大きく落ち込めば、「就職に弱い」という評判が広がり、受験の志願者数の減少にもつながる。日本の大学卒業生のうち、就職希望者はこの20年で1.5倍の45万人程度にまで増えた。大学生が増えすぎれば、就職が難しくなるのは当然だ。これからも長く続きそうな氷河期は大学の淘汰を加速させる。生き残るためには「就職に強い大学」に飛躍するしかない。

 数少ない成功大学とされるが中京大学だ。フィギュアスケートの浅田真央選手が学ぶことで有名なスポーツ強豪校だが、この10年間で偏差値を10以上も高め、就職実績も難関大学レベルになっている。この改革を担ってきた同大学の増田栄太郎・入試センター部長と、藤形正俊・キャリアセンター部長に、これまでは門外不出としてきた「成功の秘密」を聞いた。

(聞き手は佐藤紀泰=日経ビジネス編集委員)

改革しても定員を増やしてはならない
――中京大学・入試センター部長、増田栄太郎氏

 ―― 増田さんは、2001年にベネッセコーポレーションから招かれました。大学向けのコンサルタントとしてカリキュラム改革などで活躍された専門家の目から見て、中京大学にはどのような課題があったのでしょうか。

中京大学の改革を推進してきた増田栄太郎・入試センター部長(右)と、藤形正俊・キャリアセンター部長(写真:高木茂樹、以下同)

 増田 2001年に初めて、名古屋市内のキャンパスに来て、驚きました。中庭には金髪で、だらしない恰好をした学生がたくさんいた。それこそ、バンクーバー五輪で話題になった「腰パン」のような姿の学生たちです。

毎年1つ目玉の改革をぶち上げる

 これは大変だと思いましたね。2000年には受験の志願者数が10年前に比べて半分近い2万人ぐらいになっていました。とにかく、学部やカリキュラムの抜本的な見直しが必要だと思って、いろいろ取り組みました。

 ―― 具体的にはどのようなものでしょうか。

 大切なのは、毎年1つ目玉を作り、それを学生や高校の進路指導の先生にアピールすることです。広告宣伝費がふんだんにあるわけでもありませんからね。

 例えば、2002年には国際英語学科では15人の能力別クラスに再編成し、1年生から海外で3週間の語学研修をやるようにした。3年生では海外企業へのインターンも始めた。2005年には商学部を総合政策学部にして、ビジネス政策や行政政策を研究できるようにしました。

コメント12件コメント/レビュー

就職はせず一生を研究に捧げる人でもない限り、大学は社会に出て活躍するための学問の下地を掘り下げるべきところでしょう。最近のコメント欄を見ていて日本企業がどんどん弱体化していく理由がよくわかった気がします。社会人として活躍するのに必要な知識は全て会社が就職後にお膳立てして教育すべきといった、企業依存の考え方の人が多いんでしょうね。(2010/04/21)

「就職パニック2010」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

就職はせず一生を研究に捧げる人でもない限り、大学は社会に出て活躍するための学問の下地を掘り下げるべきところでしょう。最近のコメント欄を見ていて日本企業がどんどん弱体化していく理由がよくわかった気がします。社会人として活躍するのに必要な知識は全て会社が就職後にお膳立てして教育すべきといった、企業依存の考え方の人が多いんでしょうね。(2010/04/21)

この記事に対するコメントの多くが「大学が就職予備校と化している」と皮肉るもので残念に感じました。二つ感じることがあります。まず一つ目は、大学は教育機関であるという大前提です。教育機関である以上、学生が学ぶ場として機能する必要があります。その点でこの大学が行っていることは自ら生きていくために必要な能力を向上させる教育を実施している点でその役割を十分に果たしていると言えます。二つ目にこの大学が学問の追及を放棄しているとは一切言っていないことです。実際には、数多くの研究者が在籍し研究活動を行っているはずですし、就職活動に熱心だから研究が不十分になるという考え方は全く論理的でないように思われます。時代に応じた教育機関のあり方を追求する当大学の姿勢には、見習うべき点が多いのではないでしょうか。(2010/04/20)

学部の改編に際して定員を増やさなかったのはわかりました。で、入試科目はどうなんでしょう?(「偏差値が10あがった」ことを大学のレベルがあがったことの証明のようにとりあげる記述がありましたが、一般に入試科目数を減らせば、模試で合格判定をもらえる人間の偏差値はあがります)(2010/04/20)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授