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氷河期で人気回復した「重厚長大」

しかし、安定志向で志望する学生は欲しくない

  • 佐藤 紀泰

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2010年4月20日(火)

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 日本経済新聞社が毎年3月にまとめる有力企業の新卒採用計画によれば、来年3月卒業者の採用では鉄鋼や造船など重厚長大産業の復権ぶりが際立っている。長年、新卒採用を抑制してきたこともあり、不況に突入しても採用には積極的だ。学生の間では安定企業として人気も高まっている。重厚長大産業の採用担当者に必要とする人材像や採用戦略について聞いた。

 まずは、韓国の大学で新卒採用に動いているIHIの人事部採用グループの水本伸子部長に登場してもらう。IHIは来年3月卒業者の採用者数は300人と、日経新聞の調査でも42位だ。

(聞き手は佐藤紀泰=日経ビジネス編集委員)

 ―― 重厚長大産業の人気が高まっていますね。

韓国の大学で学生に企業戦略を説明するIHI人事部採用グループの水本伸子部長

 水本 少し高まっているというところでしょうか。それは学生が安定志向を強めているからです。しかし、そんな学生ははっきり言えば、欲しくないです。

 機動力があり、変化を求めるような意識の高い学生を採用したいのですが、当然のことながら他社との奪い合いになります。他社の人事担当者と情報交換しますが、求めている人材像は同じですね。

 IHIとしては今、3年生夏のインターンを受ける学生たちをもっと採れるようにしたい。ですから、昨年12月にはクリスマスカードを送ったりしています。大学では国際基督教大学がなかなか採用できない。国際感覚のある学生を狙っています。

韓国の新卒学生を狙うIHI

 ―― IHIは韓国の大学でも採用活動をやっていますが、これはなぜでしょうか。

 2009年春は8人、今年春は4人の韓国人の新卒の学生を採用しました。3月には韓国の6つの大学に行き、企業説明会をやってきたところです。

 「就職氷河期になぜ、わざわざ韓国に行って新卒を採用するのか」との批判もあるでしょう。ですが、これは重要なことです。

 韓国で採用するのは日本に短期留学した学生とかが対象になりますが、日本に長く留学して卒業した韓国人学生よりもハングリー精神が強い。今回も200人ぐらいの学生に接触しました。これから日本に呼んで、面接などをします。

 ―― 日本企業に優秀な韓国人学生が入るのでしょうか。

 もちろん、韓国人学生でもトップ層はサムスン電子など韓国の超一流企業を志望するでしょう。ただ、全員が入れるわけでもないですし、海外でキャリアを積みたいと思う学生も多い。こうした学生が狙い目です。

やる気が違うので、入ったばかりでも目立つ

 うちでは技術者だけでなく、文系の事務職でも韓国人大学生を入れている。韓国ではソウル大学出身の女子の社員も入社し、活躍しています。技術系では鉄鋼大手ポスコが設立したポステックのような技術系大学の学生を今、狙っているところです。

 やる気が違うので、入ったばかりでも目立ちます。他の日本人の新入社員にも刺激になりますしね。

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