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社会を変える。自分の立ち位置が世界の中心だ!

「である自由」がもたらす「八百万ニッポンの成長戦略」

  • タナカ(仮称)

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2010年4月14日(水)

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 健康のためなら、命も要らぬ!

 とか言うと、また素っ頓狂な書き出しで耳目を引こうというアサハカな作戦と思われかねないので、あらかじめ申し上げますが、これはワタシのことではありません。自由主義を批判する際に、よく使われるロジックに対する感想です。

 前回は、一つ目小僧をお祓いしました。

 そうしたら、たくさんのコメントを頂きました。ありがたいことです。

 ワタシと全然違う考え方も歓迎です。

目的は手段を拘束する

 しかし、2点、申し上げます。

 まず、ワタシの考え方と違うと思ったら、反論することがあります。もちろん、私怨ではありません。興味深いからです。自分と違う意見はとても参考になります。そこで、議論を深めたいがゆえに、反論するのです。また、共感するコメントも同様に参考にさせていただきます。

 ただ、ワタシは今回連載と前回の連載「やちよ経済構想」で、既にいろいろと書いてきました。そちらで既に書いたことはあまり蒸し返しません。なので、「他人の批判ばかりしていないで、まずは自分の成長戦略を書け」というようなコメントはスルー致します。前回連載をご覧ください。

 もう1つは、ワタシが多様な議論を尊ぶといっても、「他人の自由を束縛する自由」とか、「特権階級を固定化する自由」とかは認めないということです。

 これをワタシは、「目的は手段を拘束するという原則」と言っています。

 もっとほかに良い言い回しがないかと思って考えていたら、冒頭のセリフに思い至った次第です。

 健康になりたいというのは、健やかに命を長らえたいからであって、命も要らぬならば健康のために何事かをする必要はないからです。

 これを、手段の目的化と言います。

 こんな極端な事例だと、誰でも冗談だと分かります。しかし、もっと微妙な領域に話が立ち入ってくると、手段の目的化は自覚できなくなります。

 例えば、全体像が見えておらずに部分的な利害で合理的な行動を取っても、全体との矛盾から意図した結果にならないという場合。あるいは、効果の予測が論者によってバラバラで、矛盾するいくつかの主張がどれももっともらしく見える場合。

 こういう時には、ちょっと困ってしまいます。

 ワタシにしてみれば、前回は「『友愛』政治は『自由社会』の阻害要因になる」と主張したつもりでした。

 しかしながら、「友愛」政治も多様な意見の1つであって、これを否定するのは多様性を追求する主張と矛盾する、というご見解も頂きました。

 ワタシは、この辺りになってくると、もうどっちが正しいか、という論理上の絶対正義の問題ではないと思っています。論理学なり政治哲学なりを学んだ方は、「諦めるの早っ!」とか思うかもしれませんが、ワタシのレベルはその程度です。

 これは、「どういう社会を理想と考えるか」という世界観の問題だと考えるからです。

 そもそも、なんで自由社会を良いと思うのか、あるいはそれをどうでもいいと思うのか、そこが異なっていると、冒頭の冗談の段階までも共通認識が取れないということです。

 健康のためなら命も要らぬ、であれば、「命」はかなり優先度が高いという共通認識があるので、冗談として成立します。

 しかし、これが例えば「お金」だったり、「100万円」だったり、「職場」だったりしたらどうでしょう。

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