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夏場の「リスク回避」に要注意

欧州財政危機の伝染は、米国でひたひたと拡大中

  • 勝藤 史郎

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2010年7月8日(木)

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 欧州財政危機の伝染が、米国でひたひたと拡大している。市場では株価下落、米国債上昇という「リスク回避」が顕著だ。リスク回避は夏場にかけて加速し、米国の内需を直撃するおそれもある。

リスク回避のレベルはパリバショック時を超えた

 5月13日付の当コラムでは、輸出など実体経済を通じた波及と、金融システムを通じた波及の可能性を見た。今のところ、この2つを通じた深刻な伝染は具体的な経済指標には現れていない。しかし、株価の下落に象徴されるように、投資家のリスク回避を通じた波及は既に始まっている。

 ギリシャ問題で株価急落が始まった5月以来、市場の動きはリスク回避傾向が明らかだ。株価、原油価格は世界的に下落、安全資産の米国債や金に資金が集まり、為替市場では円の強さが目立つ。リスク回避の動きは、金融システムを通じた伝染の前兆として最も早く経済の動向を察知する。

 現在の投資家のリスク回避度は概ね、2007年パリバショック時点のそれを上回っているといってよい。

 投資家のリスク回避度を測る指標としてもっとも良く用いられる、シカゴオプション取引所のS&P500指数ボラティリティインデックス(VIX指数、別名:恐怖指数)は、5月以降上昇している。

 そのレベルは、2007年8月に欧州金融市場で銀行間金利が急騰し、中央銀行が一斉に大量の流動性供給と利下げを行った時期(いわゆるパリバショック)の時期をちょうど上回っている。その後本格的な金融危機開始の契機となった翌2008年9月のリーマンショックのときのレベルにはまだ及ばないが、リスク回避がその端緒のショック時のレベルに達していることは、容易に看破できない。

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