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~14期連続増収の根底にあるものとは~

クレバーだけど泥臭さを感じました

  • 水原 恵理

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2010年9月17日(金)

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ネクストの井上高志社長

 今回は、不動産情報サイト「HOME'S(ホームズ)」を展開するネクストの井上高志社長(41才)です。HOME'Sには賃貸や売買物件の情報をはじめ、高齢者向け施設・住宅情報、不動産投資物件情報、さらには引っ越し一括見積と多岐にわたる情報が掲載されています。

 同様の情報はリクルートの「SUUMO」などがありますが、ネクストによれば、HOME'Sの掲載物件は170万件と業界最大級で、月に8400万のページビューを稼いでいます。

 1997年に井上社長が1人で創業したネクストは14期連続の増収を達成、2010年3月期の売上高は約108億円を計上しています。2006年には東京証券取引所マザーズに上場、さらに2010年3月に東証一部市場に変更、従業員数は600人近くに達しています

無為に過ごした人生を取り返すべく一念発起

 IT(情報技術)企業家と聞くと、思わず身構えてしまう昔気質な私ですが、井上社長はとっても気さくな方で、初めてお会いした印象は、クレバーで泥臭い、フットワークが軽い地に足のついた、古風ないまどきの社長と、2つの側面を持ち合わせています。

 今をときめく成長企業のトップですが、ご本人いわく生まれてから21年間は、学級委員長や班長など「長」とつくものにはまったく縁がなく、これといった努力を何もしてこなかったそうなのです。

 しかし、21歳の時に一念発起、それまで無為に過ごしてきた時間を埋めるべく、努力の日々を重ねてきました。その歩みは、社長室でも垣間見ることができました。

 本棚には経営学の本が何百冊も並んでいます。ご自宅の寝室にも、哲学や心理学の本が山積みだそうです。自分に必要だと思った本はすぐに購入し、時間を見つけては、読書に勤しむそうです。

 書物を仕事、そして人生の糧にしてきた井上社長は、自分の思いを社員にも共有してもらいたいと、ジム・コリンズの『ビジョナリーカンパニー』(日経BP出版センター)を社員全員に配ったそうです。

 ネクストの社是は「利他主義」。世のため人のために頑張れば自分の利益につながるという意味の仏教用語“自利利他”の精神を井上社長は重んじます。「人が働くのは、お互いを補完するためで、稼ぎはその結果として得られるものだ」とまで言い切ります。

 利他主義を理想論に終わらせないためには、常にサービスを革新して、顧客の安心や喜びを向上させる。ネクストが14期連続の増収を達成している背景には、顧客の喜ぶ情報を模索し続けてきた努力があります。井上社長がネクストを創業したのは、不動産業界には、顧客が必要とし、喜ばれる情報がまだ浸透していないと感じたからでした。

他社の物件を紹介し、上司からお目玉

 井上社長は大学を卒業後、リクルートコスモス(現コスモスイニシア)に入社し、営業を担当していました。その時代に不動産事業者と不動産購入者の間にある情報の格差、“非対象性”を痛感したと言います。

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