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「バイ・チャイニーズ」の需要にも応える

東風日産総裁・中村公泰氏インタビュー

2011年1月24日(月)

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 2010年に日本を抜いて世界第2位の経済大国となった中国は今後どこまで成長を維持できるのか。日本にとって今や輸出でも輸入でも最大の貿易国となった中国に対する関心は高まるばかりだ。そのため経済学者やアナリストによる中国経済の分析情報も溢れるようになった。

 本コラムではそれらとは一線を画し、現地に進出している日系企業の中国事業トップに中国経済の見通しを聞いた。実際に中国に住み、人やカネを動かしている経営者が毎日のビジネスを通じて得た情報に中国事業の今後を占うヒントが見いだせると考えたからだ。

 4回目は日産自動車の中国合弁会社である東風汽車(東風日産)で総裁を務める中村公泰氏のインタビューをお届けする。中国の自動車市場は2010年に前年に比べて32.4%増えて1806万1900台に達した(中国汽車工業協会調べ、商用車含む)。世界最大規模となった中国市場の今後について詳しく聞いた。

時事深層『中国5カ年計画、米中逆転の野望』

第1回 『中国の高度成長は始まったばかりだ』三菱商事・中国総代表の木島綱雄氏インタビュー

第2回 『デジカメの普及率、まだ3%』キヤノン中国社長の小澤秀樹氏インタビュー

第3回 『中国人社員の力を引き出す方法がある』東芝・中国総代表の田中孝明氏インタビュー

―― 2010年の中国自動車市場は1800万台を超えました。

中村公泰(なかむら・きみやす)氏
1955年生まれ。80年慶応義塾大学大学院工学研究系機械工学専攻修了後日産自動車入社。99年商品企画室商品主管、2000年第2車両開発部部長、2002年第1車両開発部部長。2003年に執行役員、2004年に常務執行役員に就任。2003年7月に日産自動車が中国・東風汽車集団と合弁で設立した東風汽車の董事に、2008年4月から同総裁に就任

 中村 2010年の当初は、中国の自動車販売台数は前年同月に比べて40%増とか50%増とか異常とも言えるほどの高い成長率が続きました。これは金融危機の影響で、中国でも2009年の前半は自動車販売が大きく落ち込んでいた反動で数値が大きく出ていたのが原因です。

 夏にかけて対前年の増長率が少しずつ落ちていくと「中国市場が減速してきた」という主旨の記事が散見されたので、少しミスリーディングだなと感じていました。

 その後8月の販売台数がそれほど落ちなかったので、2010年も大きな伸びになると確信しました。と言うのも中国の自動車市場では、「金の9月、銀の10月」と呼ばれるほど秋の販売は例年大きく盛り上がります。

 また、排気量が1.6リットル以下の小型車向けの減税が2010年末で打ち切られることも決まっていたので、年末にかけて駆け込み需要もありました。閉めてみれば2010年の販売台数は1800万台超という素晴らしい数字になった。これは乗用車に限らず、トラックなどの商用車でも大きく需要が伸びたこともプラスに働いています。

 これだけ2010年の販売が良いと、正直なところ「2011年はどうなってしまうのか」という気持ちにはなります。特に、2010年は第11次5カ年計画の最終年に当たります。理由はよく存じ上げませんが、中国では5カ年計画の最終年は様々な経済指標が良くなるという傾向があります。そう考えると、第12次5カ年計画の最初の1年となる2011年はあまり良い成績にならない可能性もあるわけです。

―― 2011年に中国の自動車市場はどこまで拡大すると考えていますか。2009年は1364万台を達成し、初めて米国を抜きました。2010年も年初の段階では各社とも市場規模は1500万台程度と予測していましたが、結果はそれを大幅に上回る1800万台を超えました。

「中国経済の行方 私はこう読む」のバックナンバー

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「「バイ・チャイニーズ」の需要にも応える」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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