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原子力は20世紀のエネルギーだった

「核」では描けぬ経済の未来

  • 萱野 稔人

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2011年7月14日(木)

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 前回のコラムでは、エネルギーの問題が経済成長にとっていかに本質的なのかを考えた。もし19世紀後半に石油によるエネルギー革命がなかったなら、20世紀の経済成長はありえなかっただろう。石油という新しいエネルギーの活用は、単に産業技術の革新をもたらしただけではない。それはさらに生産力の上昇を通じて経済の新しい地平を切り拓いた。この新たな地平のもとで実現した生産拡大の局面こそ、20世紀に世界的な経済成長として人類が体験したものにほかならない。

 問題は、石油エネルギーにもとづいたこうした生産拡大のサイクルが既に閉じてしまっているということである。1970年代になって先進国の経済が軒並み低成長になってしまったのはそのあらわれである。石油エネルギーにもとづく産業がいったん社会にいきわたってしまうと、経済の量的拡大はそこで終わってしまうのだ。あとは、産業技術の革新的な発展か、人口の劇的な増加がなければ、生産拡大の局面はやってこないだろう。

 したがって、もし今後かつてのような生産拡大を実現しようと思うのなら、石油に代わる新たなエネルギー革命を引き起こすしかない。今回はその可能性について考えてみよう。

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