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景気後退で米国ではメキシコ移民が流出超に

移民国家をおそった異変

  • 安井 明彦

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2012年5月24日(木)

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 「移民国家」として知られる米国に、ちょっとした異変が起こっている。移民の中でも存在感の大きいメキシコ移民が、米国からの流出超になっているようなのだ。

メキシコに帰る移民が倍増

 ピュー・ヒスパニック・センターによれば、1995~2000年の米国とメキシコの間の移民の流れは、米国からみて227万人の流入超だった。ところが2005~10年の期間については、逆に米国からみて2万人の流出超に転じている。

 変化は双方向である。2005~10年の間にメキシコから米国にやってきた移民の数は、1995~2000年の約半分に減少した。その一方で、やはり2005~10年の間に米国からメキシコに戻った移民の数は、1995~2000年の実績から倍増している。

 過去との違いは鮮明だ。米国に住むメキシコ生まれの移民の数は、過去約40年にわたって急速に増加してきた。ところが、2007年に1250万人台に到達した後は、一転して減少傾向を見せている (図1)。

(図1)米国に住むメキシコ生まれの移民の数
(資料)ピュー・ヒスパニック・センター資料により作成

ヒスパニックの失業率は米全体より悪化

 「移民国家」と言われる米国の中でも 、メキシコ移民の存在感は抜きん出ている。米国に住む外国生まれの移民のうち、約30%がメキシコで生まれている。次に多い中国系(台湾、香港を含む)は、全体の5%に過ぎない。

 米国で増加が言われる「ヒスパニック」についても、メキシコ系の比重は大きい。米国に住む約4800万人のヒスパニックのうち、66%がメキシコに起源をもつ。その人数は、次に多いプエルトリコ系の7.2倍に相当する。

コメント2件コメント/レビュー

住んだ事はないが、LAには何回か言った事があり、あちらでの『メキシカン』蔑視はかなりのものだった。アメリカ人にしてみると、メキシコ人はルールを守らず、モラルも低い。文化が大きく異なる場合、『郷に入っては、、』がどこに行っても基本原則なのに『メキシカン』は一切お構い無しなので嫌われるのだと思う。私自身もディズニーランドに言った時にルール破りの現場を目撃した。ディズニーランドでは人気の高い乗り物等は長い時間列で待っていないと乗れないのだが、彼等は夫々の乗り物の待ち行列に一人づつ並ばせ、乗り順が近づくと、何処からとも無く10人近くが待っていた一人のところに割り込んで来る。アメリカ人の殆どは白い目で見るものの注意する事は少ない。注意されても全く気にしないので、『言っても意味ない』と思っているのだろう。日本人も明治から昭和初期に掛けてアメリカにも移民したが、彼等も色々な差別を受けた。元々のアメリカ人(ヨーロッパからの移民で原住民ではない)から見ると当時の日本人は彼等の生活に於けるルールを無視していたのかもしれない。より高い文化を持つ国は後進国の人間を差別する事に何の抵抗も無い。これは何千年も前から繰り返されている。近くの中国でも周辺の住民は野蛮人と定義していた。今、先進国の一つである日本に於いても、外国からの移民、特に不法移民に対する差別はあるのだろう。長い歴史を積み重ねて作り上げた繁栄を移民が簡単に手に入れる事が我慢出来ないという考え方が根底にあるかと考えている。だから人種差別そのものではないのだろうが何時になっても無くならない。(2012/05/24)

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住んだ事はないが、LAには何回か言った事があり、あちらでの『メキシカン』蔑視はかなりのものだった。アメリカ人にしてみると、メキシコ人はルールを守らず、モラルも低い。文化が大きく異なる場合、『郷に入っては、、』がどこに行っても基本原則なのに『メキシカン』は一切お構い無しなので嫌われるのだと思う。私自身もディズニーランドに言った時にルール破りの現場を目撃した。ディズニーランドでは人気の高い乗り物等は長い時間列で待っていないと乗れないのだが、彼等は夫々の乗り物の待ち行列に一人づつ並ばせ、乗り順が近づくと、何処からとも無く10人近くが待っていた一人のところに割り込んで来る。アメリカ人の殆どは白い目で見るものの注意する事は少ない。注意されても全く気にしないので、『言っても意味ない』と思っているのだろう。日本人も明治から昭和初期に掛けてアメリカにも移民したが、彼等も色々な差別を受けた。元々のアメリカ人(ヨーロッパからの移民で原住民ではない)から見ると当時の日本人は彼等の生活に於けるルールを無視していたのかもしれない。より高い文化を持つ国は後進国の人間を差別する事に何の抵抗も無い。これは何千年も前から繰り返されている。近くの中国でも周辺の住民は野蛮人と定義していた。今、先進国の一つである日本に於いても、外国からの移民、特に不法移民に対する差別はあるのだろう。長い歴史を積み重ねて作り上げた繁栄を移民が簡単に手に入れる事が我慢出来ないという考え方が根底にあるかと考えている。だから人種差別そのものではないのだろうが何時になっても無くならない。(2012/05/24)

出生率の低下や人口の高齢化が進む日本でも移民政策の見直しについて論じられることが多いが、移民政策を進めてきたアメリカでも、このような変化に晒されているとは知らなかった。日本の居住民政策(言葉が思い当たりませんでしたのでこの表現にしました)がこのままでいいはずはないが、今のままで安易に移民受け入れを進めるだけでは、決して上手くはいかないと思う。現に介護職人口を増やすために進められた外国人教育訓練支援制度は、合格した人が帰国する例が続発するなど、色々な綻びが見え始めている。日本に求められているのは、遥か昔の成功体験に縛られ続けて改革を怠った国家制度の改革であり、そこからは決して逃げられない事を知って、理解して、考えて、覚悟して行動する事だと考えさせられた。(2012/05/24)

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