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米国の行く末はここで決まる

オバマ対ロムニー、大統領選は接戦だが・・・

2012年10月19日(金)

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 挑戦者であるミット・ロムニー候補(前マサチューセッツ州知事)の猛追で、ここに来て盛り上がりをみせる米国大統領選挙。この先4年間の舵取りを担うリーダーを決める大事な選挙だが、米国の将来を左右するという点では、立法府の構成員を決める議会選挙の行方も重要だ。

安全運転で大失敗のオバマ

 大統領選挙まであと2週間あまり。選挙戦もいよいよ終盤を迎えた。

 当初、優勢とみられていたオバマ大統領だが、ここにきてロムニー候補の猛追を受けている。反転のきっかけとなったのが、米コロラド州デンバーで10月3日に開催された第1回討論会だ。

 「経済・内政」をテーマにした討論会では、双方とも従来の主張を展開し、政策的な目新しさはなかったものの、自らの失言などから後のないロムニー候補が、討論会を通じて「攻め」の姿勢を貫いたことが有権者に評価されたようだ。オバマ大統領が、攻撃的な批判を封印し、安全運転に終始する戦略を採ったことも、ロムニー候補の評価を高める方向に作用した。

 事実、討論会後における両者の支持率の動きは、有権者の評価を如実に物語っている。

 図表1は、政治情報サイトのリアル・クリア・ポリティクスが、各世論調査の支持率を集計したものである(10月9日時点)。これをみると、討論会をきっかけにロムニー候補の支持率が急上昇する一方、オバマ大統領の支持率が低下していることがわかる。討論会前に4ポイント以上あった両者の差は、今やほとんど解消された格好だ。

図表1 オバマ大統領とロムニー候補の支持率
(資料)Real Clear Politics

大統領選挙の行方は混沌

 ただ、ロムニー候補の攻勢が、この先も続くかどうかはわからない。10月16日にニューヨーク近郊のヘムステッドで行われた第2回討論会では、ロムニー候補が掲げる政策の矛盾点を厳しく追求するなど、オバマ大統領が攻撃に打って出るシーンが多くみられた。

 さらに、22日には「外交・通商」をテーマとする最後の討論会を控えている。ロムニー候補は、オバマ大統領の外交・通商政策を弱腰と批判し、強い米国の復活を掲げるが、中身については具体性に乏しく、専門家の評価は芳しくない。

 もちろん、オバマ大統領も、不安要素を抱えている。最たるものが、依然高止まる失業率だ。9月の失業率が7.8%と3年8ヵ月ぶりの水準に低下したとはいえ、歴史的に高い水準であることに変わりはない。経済的な理由でパートタイムの仕事に従事している人も含めた潜在的な失業率は15%に達する。未だ7人に1人が満足な働き口を見つけることができない状況下、大統領の経済手腕に対する有権者の眼は厳しい。

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「米国の行く末はここで決まる」の著者

太田 智之

太田 智之(おおた・ともゆき)

みずほ総研ニューヨーク事務所長

1969年京都府生まれ。95年京都大学大学院農学研究科修了。富士総合研究所(当時)入社。2012年7月より現職。テレビ東京ワールド・ビジネス・サテライトのワールド・マーケットに出演中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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