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ユーロ圏、景気後退から脱出も「宿題」は9月以降に持ち越し

フランスの田舎で見た欧州統合の「真実」

2013年8月21日(水)

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 ロンドンでは夏休み気分があふれている。朝の通勤電車や地下鉄はがらがらとは言わないまでも、普段よりかなりすいている。寒くて長い冬の反動か、7月には気温も上がり珍しく晴天も続き、蓋を開けてみれば暑い夏となっている。

 樺太あたりの高緯度に位置するロンドンのこと、時刻を1時間早める夏時間のからくりもあり、夏至を過ぎた今でも日没は午後8時半。週末の夕刻ともなれば、近所からバーベキューのにおいや、人々が戸外でおしゃべりに興じる声が聞こえてくる。

 筆者も、夏季休暇を利用して、フランスのノルマンディー地方を旅してきた。家族との時間を楽しむこと以外に、もう1つ、密かな狙いがあった。それは、欧州の田舎町に住む人たちが欧州統合をどのように捉えているのか、その実態を自分の皮膚感覚としてつかむことにあった。その“夏休みレポート”をお伝えする前に、まずは、いつものようにちょっと堅めに、最近の欧州経済の状況をおさらいしておこう。

ユーロ圏の景気はとりあえず「後退」脱出

 ユーロ圏経済は、夏休み気分を映しているわけでもなかろうが、安定化の兆しが広がっている。ユーロ圏は2013年4~6月期に前期比0.3%成長し、2011年10~12月期以降、6四半期連続の景気後退からとりあえず脱出した。

 従来、ドイツなど輸出拡大をテコにして堅調な景気を維持してきたコア国と、内外需ともに深刻な落ち込みを見てきた周辺国の二極化がユーロ圏経済の特徴であった。だが、イタリアは同マイナス0.2%、スペインは同マイナス0.1%と縮小幅が小さくなってきており、周辺国経済にも安定化の兆しが出てきている。

 7月分のユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)も2012年1月以来、18カ月ぶりに景気拡大の分岐点である50を超えた。単月とはいえ在庫の減少と受注拡大が見られ、在庫循環の観点からも今後の生産拡大をうかがわせる内容となっている。

ユーロ圏の在庫循環
出所:MarkitよりNIPlc作成

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「ユーロ圏、景気後退から脱出も「宿題」は9月以降に持ち越し」の著者

池田 琢磨

池田 琢磨(いけだ・たくま)

ノムラ・インターナショナル

野村総合研究所、郵政研究所、野村総合研究所アメリカ、ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルを経て、2007年より現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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