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韓国・現代自動車の躍進が気になる

5月30日号

2011年5月30日(月)

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 いつか来た道ーー。最近、韓国の現代自動車の躍進が気になります。回復基調にある米国の自動車市場で果実を得ているのはもっぱら同社で、日本勢の販売の伸びはわずか。これは世界的な傾向です。日本勢が震災で思うように供給できないことやウォン安が同社の追い風になっている面はありますが、それだけではないでしょう。「若者の間では、現代はトヨタ自動車やホンダと比べても、遜色がないブランドに育ってきている」と米自動車調査会社の幹部は言います。

 この話を聞いて、2004年、米国に駐在していた頃を思い出しました。「米国では韓国のサムスン電子のブランドイメージは日本のトップメーカーよりも上」。こう書いて電機業界の人たちを怒らせたことがあります。当時、韓国製品を一段下に見ていた日本企業の関係者にとっては看過できない記事だったのです。

 今の自動車業界には似たような空気を感じます。韓国車がわずかしか売れない日本に住んでいると、背後から迫る韓国勢の存在感が伝わってきません。しかし、中長期で見れば、サプライチェーンが寸断されたこと以上に、韓国勢に詰められていることは競争上、深刻な問題かもしれないのです。

 今号の特集は 「置き去り景気~復興期待への警告」。こんなタイトルをつけると、「せっかくの復興需要期待に水を差す」と読者からお叱りを受けることも多いのですが、それでも過剰な楽観論には警鐘を鳴らすことにしました。現実を直視し、構造問題にメスを入れなければ、本当の日本経済の復活はやってきません。

2011年5月30日号より

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「韓国・現代自動車の躍進が気になる」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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