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会社横断プロジェクト、成功していますか?

6月27日号

2011年6月27日(月)

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 「部長に昇格したら、背番号を外させようと思っているんですよ」。最近、ある大手企業の役員の方から、こう打ち明けられました。背番号というのは出身部門のこと。日本企業の多くの社員は、自分がどの背番号を背負っているか、つまりどの部門の出身であるかを気にします。中には会社よりも出身部門に忠誠を尽くすあまり、部門の「利益代表」として振る舞うケースが目立ちます。会社としては、部長になった人には全社的な課題にも取り組んでもらいたい。そこで、出身部門から引き離し、違う部門の長をさせて、経験を積ませようというわけです。

 「総合力」という言葉が経営幹部の口から、よく出てくるようになりました。顧客の要求が多様化し、個別の部門の取り組みでは通用しないケースが増えたからでしょう。とはいえ、全社横断的なプロジェクトを発足しても、なかなか成果に結びつかないという話をよく聞きます。

 カンパニー制や事業部制など、バブル崩壊以降、日本企業はどちらかと言えば、「縦」を重視する組織を作り、採算管理を徹底してきました。そこに成果主義の導入も重なって、社員は「自分の庭」をきれいにすることに固執するようになっています。急に横の連携を呼びかけても、「笛吹けど、踊らず」が現実のようです。

 この状況をどう打破するか。組織も重要ですが、突破力のある人材を発掘し、権限を与えていくしかないというのが、今号の特集の問題意識です。あくまでも企業の話をしていますが、背番号を忘れて仕事をしてもらいたいのは、政治家も同じです。

2011年6月27日号より

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「会社横断プロジェクト、成功していますか?」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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