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「津波経済」に備える

2012年1月10日(火)

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 津波経済――。今となっては不謹慎な表現となってしまいましたが、1つの国・地域で生じた変動が増幅しながら伝播し、世界的に打撃を与える経済を日経ビジネスは2005年10月の特集でこう命名しました。

 米国で低所得者向けの住宅融資が横行していること、中国やロシアの投資家が世界の美術品を買い漁っていること、ドバイの株価指数が半年で2倍に高騰していること。世界中の異変を取り上げることで、過剰なマネーが世界を漂流する時代への警鐘を鳴らすのが目的でした。それから1年半、2007年に米国でサブプライム住宅ローン問題が勃発し、翌2008年のリーマンショックへと連鎖していきました。世界経済を津波が襲った瞬間でした。

 この10年で最もグローバル化した業態は恐らく金融業であり、マネーという商品に国境はありません。この世界経済の血流がどこかで目詰まりを起こせば、無関係ではいられる国はほとんどないでしょう。それが現代・世界経済の宿命です。地震予知と同様、こちらも震源地を探り当てるのは、容易ではありません。ただ、できる限りの情報を集め、予測の精度を高める努力は誰にでもできます。

 新春号の特集は「世界を読む指標100」。編集部が総力を挙げて、読者の皆様に2012年の世界と日本の行方を占っていただくための材料を集めました。欧州財政危機が懸念され、各国のリーダーの交代が相次ぐ今年は、例年以上に不透明感が漂う中で新年を迎えました。我々も気を引き締めて取材に取り組んでまいります。本年もよろしくお願い申し上げます。

日経ビジネス 2012年1月9日号より

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「「津波経済」に備える」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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