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SNSとかけて、「結婚」「同居」と解く

2012年2月6日(月)

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 「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を積極的に活用する方針だったのですが、あの記事を読んで再考することにしたんですよ」。ある大手金融機関の幹部から、こう告げられたのは昨秋のこと。「あの記事」とは、2011年9月19日号時事深層コラムで掲載した「企業に広がる『SNS疲れ』」というリポートでした。

 SNSを使ったマーケティングに取り組む企業が急増する裏で、つぶやきの“炎上”も広がっており、担当者の間には疲弊感が広がっていること、手間やコストをかける割に成果が見えにくく、一部では疑念の声が上がっていること、などを指摘したものでした。反響の大きさを受けて、この問題をさらに追跡したのが、今号の特集です。

 取材を通じて感じたのは、SNSもリアルの人間関係も一緒だということです。親子の関係が同居した途端にギクシャクしたり、カップルが同棲した途端に別れたり。人間関係を称して「近すぎず、遠すぎずの距離がよい」と言います。恐らくSNSは双方向のやり取りをするという点で、従来のネットを使ったマーケティングよりも消費者との距離を縮めたのでしょう。

 それだけに、相手の意見や相談に真摯に向き合わないと、逆に嫌われてしまう恐れがあります。提供しようとする商品と消費者の相性が良くないと、「ウザい」と思われるリスクも高まります。SNSによって情報が伝播する速さや広がりを考えると、企業としてはこの新しい人々が集う場を生かさない手はないでしょう。しかし、同居や結婚と同様に、踏み出すにはそれなりの覚悟が必要なようです。

日経ビジネス 2012年2月6日号より

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「SNSとかけて、「結婚」「同居」と解く」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長