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オオクボと楽天に見る近未来の日本

2012年2月20日(月)

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 沸騰する街・オオクボと楽天。今号の2つの特集は一見、何の関連性もないように見えて、根底では同じテーマを扱っています。日本人はどこまで外国人を受け入れる覚悟があるのか。現在、最も過激な人材の多国籍化が進行している地域社会と企業を題材にして、この点を読者の皆様と一緒に考えてみたいと思います。

 強い磁力でヒト、モノ、カネを引き寄せる新宿・大久保は、成熟社会に突入した日本にあって、現在、最も活況に沸く街です。単なる「韓流の聖地」というだけではなく、中国や台湾、ミャンマーなど多様な人々が暮らしており、それが街のエネルギーになっています。ただ、急速な国際化をチャンスと捉えて一旗揚げようとする日本人もいれば、「街を乗っ取られた」と立ち尽くす住民もいます。可能性と矛盾をはらみつつ成長していく街の姿が、いずれ日本人が迫られるであろう選択の重さを暗示しています。

 一方の楽天。恐らく今、最も過激に人材のダイバーシティーを進めている企業の1社と言えるでしょう。「日本人だけが集まった会議まで英語を使う必要があるのか」。三木谷浩史社長が採用した英語公用語化には批判の声もあります。日本的な価値観を排除し、多国籍企業への道をひた走る。その過程で急激な変化に追いつけず、落伍する者も出てくるでしょう。今の楽天には危うさもありますが、そんな急成長企業が流通総額で日本の小売業の頂を目指そうとしているのも事実です。

 大久保と楽天。日本が直面するであろう近未来の課題を先取りしてお読みいただければ幸いです。

日経ビジネス 2012年2月20日号より

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「オオクボと楽天に見る近未来の日本」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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