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被災地の子供たちを救う学習支援の輪

2012年3月12日(月)

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 「東京の大学に入って弁護士になる。そして、南三陸に戻って復興の役に立ちたい」。今号の特集で取り上げた、被災地の寺子屋施設「TERACO(テラコ)」で学ぶ女子中学生の言葉です。恐らくこの生徒は震災がなければ、これほど早く将来の目標を持つことはなかったでしょう。

 「町の未来を作るのは子供たち。彼らの学習が遅れてはいけない」。そんな思いから、宮城県南三陸町のホテルが施設を提供し、大学生ボランティアが全国から延べ100人近くも集まり、資金を援助する商社が現れました。

 3・11を境に、南三陸の子供たちを取り巻く環境は一変しています。家族と過ごした海辺の住宅は跡形もなく流され、平穏だった暮らしが奪われました。しかし、国籍問わず多様な人々が訪れるようになったことで、異文化に触れた子供たちの意識は徐々に未来に向かおうとしています。ボランティアで集まった大学生や企業関係者の中にも、現地の凄惨な光景を見て、価値観を根底から揺さぶられ、生き方を見直した人が少なくないようです。

 政治の無策、支援人材の不足、コミュニティーの崩壊――。今も被災地には想像を超える問題が山積しています。ただ、それを乗り越えようとして動き出す人たちもいます。被災地に潜む光と影。その両方の現実を受け止めて、今後の復興のあり方を考えました。震災から節目の1年という言葉が不謹慎に映るほど、東北沿岸には今も瓦礫の荒野が広がっています。それでも第一歩を踏み出した人々に対するエールを込めて、特集のタイトルは「まだ見ぬ未来へ」としました。

日経ビジネス 2012年3月12日号より

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「被災地の子供たちを救う学習支援の輪」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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