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かつての家電の王者、今は窓際族

2012年5月21日(月)

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 ロンドンオリンピックまで2カ月余り。普通なら、薄型テレビ商戦が盛り上がるはずですが、今回は活況に沸いているという話は一向に聞こえてきません。それどころか、米ディスプレイサーチの予測では、2012年の薄型テレビの国内出荷台数は前年の半分近くにまで落ち込む見通しです。特集で紹介していますが、数年前まで、家電量販店で売り場の目立つところに展示されていた、かつての“家電の王者”は、今や隅に追いやられて、“窓際族”になろうとしています。

 私事で恐縮ですが、自宅でテレビを見るのは、妻か私くらい。中高生の子供たちは、もっぱらパソコンか携帯電話を操作しています。おのずと家族の会話は途切れがちで、妻は「一家の団欒の時間が減った」と嘆きます。ただ、よく見ると、子供たちはパソコンや携帯電話を使って、映像や音楽を視聴していることも多いようです。必ずしも動画を見なくなったわけではなく、リビングに鎮座しているテレビで、家族と一緒に見なくなったというのが実態に近いのでしょう。

 今号の特集のタイトルは「さよならテレビ」。ただ、今の10代や20代の若者にとってみれば、このタイトルそのものが大げさすぎるほど、テレビに対する思い入れは乏しいのかもしれません。巨額赤字とトップの総退陣を余儀なくされた大手家電3社が再起を果たすには、まずこの現実を直視しなければなりません。そのうえで、若者が目を輝かせるような新商品を生み出す必要があります。私自身も現実を直視し、新しい我が家の団欒のあり方を考えてみたいと思います。

日経ビジネス 2012年5月21日号より

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「かつての家電の王者、今は窓際族」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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