• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

規律正しい国にしか良いクルマは作れない

2012年6月4日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 自動車でビッグスリーと言えば、かつてはゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、クライスラーのいわゆる米ビッグスリーを指しました。その後、クライスラーの不振を受け、GM、フォード、トヨタ自動車の3社を新ビッグスリーと呼ぶこともありました。では、今、ビッグスリーと呼ぶのにふさわしい企業はどこか。規模はともかく、勢いで判断すると、独フォルクスワーゲン(VW)、韓国・現代自動車、仏ルノー・日産自動車の3社となるでしょう。

 なぜ、この3社は勢いがあるのか。特集で紹介していますが、日産のカルロス・ゴーン社長の分析によれば、「ドイツ、韓国、日本とも規律正しい文化を持っている。様々な技術や能力、サプライヤーや販売会社を集めて組み上げるクルマ作りは、規律正しさが問われる」。国民性や企業風土はその国の歴史や教育に根差したものです。ブラジル生まれでフランス育ちのゴーン氏の目には、日本やドイツなどが重んじる規律や几帳面さが、何物にも替え難い強みに映っているようです。

 3社の共通項がもう1つあるとすれば、リーダーシップでしょう。VWのフェルディナンド・ピエヒ会長、現代の鄭夢九会長、ゴーン社長のいずれも、コストダウンの設計手法や新興国攻略において、従来型の経営手法に縛られない進取の精神を見せています。トップから発せられるビジョンや戦略が、規律ある組織に伝達され、自動車の競争力向上につながっていく。その好循環が現在の躍進を支えています。特集で世界の有力自動車メーカーの実力を比較しました。

日経ビジネス 2012年6月4日号より

コメント0

「編集長の視点」のバックナンバー

一覧

「規律正しい国にしか良いクルマは作れない」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

ドイツ企業は協調と競争の使い分けに長けている。

ビル・マクダーモット SAP CEO(最高経営責任者)