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改革者はいずれ独裁者になってしまう

2012年7月23日(月)

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 今号の日経ビジネスは、次代への継承について考えさせられるコンテンツが並びました。好評だった新浪剛史ローソン社長の経営教室は最終回。新浪氏はここで自分自身の権限を意図的に引きはがし、3人の幹部に委譲し始めた理由を語っています。新浪氏曰く「本人にその気がなくても、改革者はいずれ独裁者になってしまう」。自律した組織を維持するために、強くなり過ぎた自分の存在を消す必要が生じた時。それが引き際の1つの目安なのかもしれません。

 編集長インタビューでは、今年6月に富士フイルムホールディングスの会長に就いた古森重隆氏が社長時代の改革を総括します。社長業を「人生最後の通信簿」と表現する古森氏はさらにこう続けます。「全うできなければ人生にペケがつく。トップにそのくらいの覚悟がなければ、会社は生き延びない」。写真フィルム市場の衰退を見越し、数々の障害を乗り越えて業態転換を果たした古森氏。その言葉は最近、揃って交代した電機大手のトップに向けたエールのようにも聞こえます。

 五輪をテーマにした今号の特集に、砲丸製造の辻谷工業の話が出てきます。かつて五輪のメダルを独占した同社製の砲丸は「モノ作りニッポン」の象徴でしたが、辻谷政久社長は高齢による体力の限界などを理由に今回、不参加を決めます。後継者難に悩む日本の中小企業の姿が投影されています。

 さて、私の五輪の注目はやはり女子サッカー「なでしこ」。ベテラン澤穂希選手とそのDNAを受け継いだ若手選手たちの「協奏」に期待したいと思います。

日経ビジネス 2012年7月23日号より

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「改革者はいずれ独裁者になってしまう」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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