• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

中国在留邦人の「心の傷」が気になる

2012年9月24日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 歴史教育よりも倫理や道徳の教育を徹底してほしい。中国の反日デモの様子を見て率直に思うことです。器物破損、放火、窃盗は、デモでなく犯罪です。犯罪を厳しく取り締まろうとせず、容認する姿勢は理解に苦しみます。政治や経済、外交の事情を持ち出す前に、人間として、やってはならない行為のはずです。暴徒化したのは貧困者や学生であり、中国の知識層の中には、この事態を内心、苦々しく思っている人がいます。しかし、大半は静観しているだけです。

 日系企業が受ける損害は計り知れません。物損による直接的な被害に加え、工場や店舗の稼働停止、日本製品の不買運動の影響などが懸念されます。中国で生活している在留邦人のみなさんが負う「心の傷」も気になります。これまで中国の発展に貢献しようと懸命に働いてきた人たちにとって、今回の出来事はどう映ったのか。中国で「日本語はあまり使わない方がよい」と言われた時の気持ちはどうだったのか。無念の思いや脱力感が広がっているのではないかと心配になります。

 これ以上、反日デモが拡大するようであれば、中国戦略の見直しを迫られる企業も出てくるでしょう。原発にしろ、中国にしろ、目の前のリスクに対して、あまり感情的に反応するのは避けた方がよいと思います。ただ、多くの企業にとって、中国のカントリーリスクが高まったことだけは間違いありません。今号は日中関係のほか、政治家のIT活用実態調査や新型デジタル機器を巡る世界の覇権争いなど、この秋、話題を集めそうなテーマを取り上げました。

日経ビジネス 2012年9月24日号より

コメント0

「編集長の視点」のバックナンバー

一覧

「中国在留邦人の「心の傷」が気になる」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トップ自らが矢面に立つことで、問題は次第に収束していきました。

佐々木 眞一 日本科学技術連盟理事長、トヨタ自動車顧問・技監