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最大のリスクヘッジは商品を磨くこと

2012年10月15日(月)

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 米国でトヨタ自動車の販売が好調です。9月の新車販売台数は前年同月比4割増。プリウスに至っては同2倍に増えました。トヨタの米国事業と言えば、2~3年前には急発進事故などの問題でバッシングを受け、危機に陥っていました。しかし、その後、事故の多くが運転ミスに起因していることが分かり、今では米国民の多くが当時のことを忘れています。振り返れば、理不尽な出来事でしたが、この間、トヨタは米国政府や米国民に対する非難の言葉は口にしませんでした。

 日本企業の関心は今、中国ビジネスの先行きにあります。反日デモで施設を壊され、不買運動を起こされている現状は、理不尽としか言いようがありません。中国政府や国民に対する憤りもあるでしょう。しかし、ここは冷静に対処すべきだと思います。トヨタの例が示す通り、いったん買い控えが起きても、魅力ある商品の売れ行きはやがて回復します。その時が来るまで、企業は商品やサービスを磨き続けるしかないでしょう。危機の時ほど、目の前の仕事に集中すべきだと思います。

 連載「100」シリーズの第3弾は、「世界に誇るニッポンの商品」。最近、「メード・イン・ジャパン」に陰りが見えるといった話をよく耳にしますが、今でも多くの日本の商品やサービスが世界の人々の生活を支え、難題を解決しています。我々はもっと自信を持ってよいのではないでしょうか。世界を魅了する商品を作り続け、必要不可欠な存在になっておく。日本製品のファンを1人でも多く増やす。それが結果として、リスクへの備えにつながるはずです。

日経ビジネス 2012年10月15日号より

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「最大のリスクヘッジは商品を磨くこと」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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