• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

上司の顔色をうかがう組織から革新は生まれない

2012年10月22日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 私の出身地、熊本県で一番の有名人は、今や人間ではなく、県が作ったキャラクター「くまモン」かもしれません。博多と鹿児島を結ぶ九州新幹線の全線開通で熊本が素通りされるのを危惧して県が作ったこの「ゆるキャラ」。全国区に押し上げたのは、県のブランド推進課の職員たちでした。PRは素人のスタッフが試行錯誤で手がけた戦略が見事にはまり、今では関連商品が数万アイテムに及び、経済効果が数百億円とも言われるほどの一大ブランドに育っています。

 なぜくまモンは全国区に育ったのか。特集で詳報していますが、そこには公務員のイメージとはほど遠いブランド推進課の職場の雰囲気があります。彼らの合言葉は「迷ったらゴー」。「こんなこと公務員がやっていいのか」と迷うようなPRのアイデアでも、積極的に実行します。現場のチャレンジに寛容な蒲島郁夫・熊本県知事の存在も支えになっているようです。上司の顔色ばかりうかがう組織からイノベーションは生まれない。くまモンの事例は改めてそう教えてくれています。

 「今の時代、すごい企業を100社集めるのは大変だけど、組織なら何とかなるんじゃないか」。連載「100」シリーズの第4弾はそんな発想から生まれました。どんなに業績が厳しい企業でも、社内には元気な組織が1つくらいあります。そこに光を当てることで、読者の皆様に今後の仕事の進め方や組織運営のヒントを得てもらおうと考えました。公務員の方には失礼な発言かもしれませんが、お堅い役所の人だって奇跡を起こしました。企業にできないはずがありません。

日経ビジネス 2012年10月22日号より

コメント0

「編集長の視点」のバックナンバー

一覧

「上司の顔色をうかがう組織から革新は生まれない」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

ドイツ企業は協調と競争の使い分けに長けている。

ビル・マクダーモット SAP CEO(最高経営責任者)